資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

地味ですが一攫千金を狙わないのがスタンスです:picul

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皆さん、お疲れ様です。3連休ですね。しかし、残念ながら専業になってからは、混まない平日に好んで出かけるようになっており、3連休が嬉しいとか一切思わなくなりました。どこも混んでいるので家族で大人しくピクニックでもします。


連休といえば、リスク回避の目的でポジションを落とす人もいますが、私は連休は関係なくポートフォリオそのままにしています。急な株価変動によって、困るやり方はしていなくて、基本的に私の株式投資は常に安全運転なのです。一攫千金を狙うこともできますが、私が一番大切にしていることは資産を減らさないことです。ですので、分散投資と現金比率にこだわるのです。(分散といっても、大抵は4〜6銘柄で資産の50%を占めているので、上位銘柄には、割と多めの資金を入れています。詳しくはポートフォリオの現状で書いています。)
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資産を減らすのが嫌なのは、貧乏の恐ろしさを知っているからです。貧乏であれば病院に行くのを我慢しないと行けませんし、自動販売機でジュースを買うこともできません。私が中学3年のころに両親は離婚しており、私はそれ以降母子家庭で育っています。母は食堂で働いていましたが、やはり生活は楽ではありませんでした。ですが、必死のぱっちで育ててくれました。


亡き父はヤクザで成功していたので、金持ちでしたが我が家にあまりお金を入れていませんでした。それでも、亡き父と私との関係は良好でした。小学校も中学校も一切学費は出してくれなかったのですが、愛情だけは注がれていたのが幸いです。よく動物園に連れていってくれたり、大きくなってからは釣りに連れていってもらったりしていたので、両親の喧嘩は抜きにすると、良い思い出ばかりです。
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もちろんこの世には、お金では手に入らない幸せがたくさんあります。


しかし、人間社会で生きていくかぎり、お金が原因で諦めないといけないことがたくさんあります。一度きりの人生。それはもったいないです。


さらに、お金は日常生活をちょっとした幸せで満たしてくれます。お金があれば、スーパーで晩御飯の材料を選ぶ幸せがあります。お金があれば、動物園に行けます。お金があれば銭湯に行けます。


「今この瞬間が幸せということを分かっていれば、一攫千金を狙う必要はないのです。今を大切にしたいから、安全運転でいたいのです。もちろん、一文なしになっても、幸せならいいですが、家族はそれでよくありませんし、私自身も資産が減ればメンタルが揺さぶられて、不機嫌になるかもしれません。それは本末転倒です。幸せを維持させるために資産運用をしているのに、資産運用で日々の幸せが左右されたくないのです。


これからも、「今この瞬間」を大切にできるように、安全運転で投資を続けます。もちろん、攻撃的に攻めていくスタイルもそれはそれで人生なので否定しません。

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投資人生17年!驚かれることですが、私は信用取引を一度もしたことがありません:picul

私は17年の投資人生で信用取引は一切してません。これは驚かれることなのですが、自分の中で一貫したルールです。もちろんデメリットもありますが、私の場合メリットの方が大きかったです。なぜなら、私は株価が下落しているという理由で株を売ることはないからです。(短期投資をする時は株価の値動きによって機敏に売買します)そのため、暴落時には保有株が下落をモロに受けて、ヘッジとなっている現金と、短期投資分を現金化して、反発時に使うというシンプル過ぎる手法を徹底しています。


そのため、兼業時代は給料の大半を投じ続けたにも関わらず、リタイアするまでに約8年かかりました。(大半というのは大袈裟ではなくて、本当に限界まで倹約していました。勝つまで欲しがらないと決めていたのです。) 大半を投じたにもかかわらず、専業になるまで時間がかかったのは、レバレッジというテコの原理を使わなかったからです。たとえ時間がかかっても、現物縛りでゆっくりと資産を増やすことを選んだのです。


私の知り合いには、とてつもないスピードで資産を増やしている人がたくさんいます。私は、その人達のことを尊敬しています。しかし、私にはその能力はありませんでしたし、それが私の強みでもありました。焦らないことが、私にとっては一番の近道だったからです。お金に対して臆病なので、破滅的になる取引は一度もしたことがありません。「常に慎重であれ」という信条を大切にしています。


【編集後記】家族で大阪城公園にピクニックです。
息子と遊ぶのが楽し過ぎます。

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【銘柄スカウター】スマホ画面使いやすくなってるに今頃気付きました:picul

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皆さん、お疲れ様です。マネックス証券の銘柄スカウターのスマホ画面がめちゃくちゃ見やすくなっていました。わたしはずっとPC画面で銘柄スカウター見ていたので初めて気付きました。いつからスマホ画面あったのでしょうか。笑 これは嬉しいです。外出先でスマホしか持っていなくても、簡易的に銘柄チェックできます。


銘柄スカウターは、単純な四半期推移だけでなく、セグメント別の四半期推移まで分かるところが気に入ってます。瞬時に四半期推移を知りたい時は「株たん」の決算タブでチェックして、セグメント別の推移を見たいときは銘柄スカウター見てます。これを見ることで、全体の業績は横ばいでも、セグメントでは成長している。ということが、直感的に分かって便利なのです。例えば、去年の11月にKADOKAWA(9468:本日終値3,100円)を発見することができました。その時の株価は1,547円です。同社はWebサービスが赤字傾向にあったのですが、ドワンゴの社長が代わり収益力が高まっていることがわかったのです。黒字体質になったことも、銘柄スカウターを使うことで直感的に知ることができました。あとはそれが本当に変化しているのか深掘りしていけばいいだけです。
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セグメント別の四半期推移を見る時、すでに使っている方からすれば当たり前のことかもしれませんが、まだ使ってない方は是非どうぞ。


ちなみに、画像のエスプール(2471:終値715円)に意味はありません。それにしても業績推移が美しいですね。直近の株価は調整していますが、それでもPERは40倍を超えています。過去平均が36.8倍です。ESGど真ん中銘柄かつ、ビジネスモデルが強固なので簡単には割安にならないところが残念です。

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95%の予防効果。ファイザーのワクチンFDAに緊急使用許可を申請:本日のニュースコメント picul

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r.nikkei.com picul:ファイザーは開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて95%の予防効果を確認したと発表しました。さらに、数日以内に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請するとのことなので、ワクチンの実用化が近づいてます。仮に、ワクチンの供給が始まれば、あたかも人々はワクチンを打ったかのようにマインドが明るくなります。


すでにアフターコロナ銘柄は動き出していますが、例えば9020JR東など、少し上がった程度で現金化しないでじっくりと握り続けます。9142JR九州も新規買付しようか検討中です。もちろん、9467アルファポリスなどの電子書籍、9418USENなどのVOD、コロナ追い風銘柄も引き続き保有し続けます。一過性の需要に押し上げられたことは間違いありませんが、将来の顧客を先取りで手に入れたことも事実なので、一定数は継続的にサービスを利用するものです。


以前ブログで書いたように、ファイザーのワクチンニュース第一弾でグロース株の比率は下げています。そのため、ポートフォリオのバランスは整っているので下手に売買をしないで、ポートフォリオで運用で超過リターンを獲得していきたいと思います。


儲かった、損したを毎日考えていると、短期思考になり、大きな流れが見えなくなるので、引き続き日々の株価変動は気にせずにポートフォリオのバランスに気を配ります。

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ネットスーパーは長期的に拡大していく市場です:本日のニュースコメント picul

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www.sankeibiz.jp

www.ryutsuu.biz

picul:皆さん、お疲れ様です。投資家の方でネットスーパーを利用している方はいますか?私は利用しています。記事にある通り、スーパー大手はコロナ渦を背景にネットスーパーに力を入れてきましたが、これは一過性の特需ではなく、これから持続的に拡大していく市場ですので、今から勉強しておくことが大切です。ネットスーパーの王者である生協も、チラシではなくネット注文を強化していたので、消費者がネットで食品を買うことへの抵抗は下がっています。さらに、スーパー大手も本腰を入れているため、生魚や肉なども当日配送できるなどリアルとの垣根を超え始めています。生協のシェアを奪うだけでなく、そもそも市場が拡大していく面白さがあるのです。


楽天西友でネットスーパーを展開してますが、今後も力を入れていくことは確実です。今回の発表によると、楽天が発行済み株式の20%、投資ファンドKKRが65%を取得。WalMartは引き続き15%を保有することになります。楽天の事業規模から考えると大したことありせんが、楽天エコシステムが強固になります。


本来、ネットスーパーと言えば、生協が圧倒的でしたが、どう考えても利便性は良くありません。なぜなら、毎週決まった日に送られるからです。美味しい食品はたくさんあるのですが、欲しいときに欲しい生鮮食品を手に入れることができるからこそ、リアルとネットの垣根を超えるのです。


我が家が利用しているのはライフのネットスーパーです。180日間3,035円(税込み)のチケットを購入することで、何度でも無料で配送してもらえます。もちろん当日配送も可能です。その日の広告の品やオススメ品も、リアル店舗と同じ値段で購入することができるので最強のサービスです。本当に便利な時代になりました。ライフはAmazonとも提携しており、Amazonのホームページからも注文することができますが、頻繁に利用する場合はライフネットスーパーから直接購入する方がお得です。


ライフ(8194)の株は以前保有していたことがありますが、現在保有していません。ということで監視銘柄です。巣ごもり消費で業績が急拡大して、年初に2,000円台だった株価は一時5,000円を超えるところまで上昇しました。業績全体として一過性の特需ということで、本日3,425円まで下落調整しています。これは正しい値動きです。楽天(4755)はネットスーパー関係無しに、楽天エコシステム全体に魅力を感じて、900円台から保有していますが赤字が続く前提で長期保有してます。


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ベンチマークに対して超過リターンを得るためにポートフォリオを組んで工夫している

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finance.matsui.co.jp picul:皆さん、お疲れ様です。相場の雰囲気は良過ぎるので足元すくわれないようにしたいですね。記事にある通り景気敏感株の上昇が相場全体を押し上げる格好というのはその通りで良い表現です。決算を見ているかぎり、底打ちしている製造業もあるので当然の流れです。


以前ブログで書いた通り、ファイザーのコロナワクチンのニュースが出た直後、グロース株が売られた流れで、グロースの比率を下げて出遅れたシクリカルやバリューを組み入れてましたが、今のところ上手くワークしています。
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相場は急ピッチで上昇しており高所恐怖症を感じることもありますが、あまり予想せずに流れに身を任せて中立でいます。しかし、現金比率を下げることはしません。上がった分は現金比率を維持する程度に分割利益確定して、現金比率20%を維持したいと思います。今年パフォーマンスを先導して引っ張ってくれていたグロース株が予想通り低迷していますが(例えばZホールディングス)、極端なポートフォリオの入れ替えはせずに、すでにグロースの比率は下げているので、出遅れ銘柄などで引き続きバランス良くリターンを出していきます。


なぜ、私がポートフォリオを一方的に寄せないかというと、運の要素を無くすためです。特定の分野に寄せると、間違った場合は市場平均から遅れをとることになります。わたしはそれが許せません。市場平均は最低ラインの目標です。パフォーマンスの下振れリスクはポートフォリオを組むことで対処して、超過リターンは個々の銘柄で獲得していくのです。そのために日々工夫をしています。ベンチマークに対して、超過リターンを取ることは最低限のノルマなのです。それが得られないならETFを買うしかありません。

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日本の防衛。バイデン氏の中国寄り問題:本日のニュースコメント picul

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www.zakzak.co.jp picul:バイデン氏が中国寄りなのは明らかですが、米国は議会の力もあるので、米国による対中政策が大きく変わることはありません。しかし、局所的な課題は出てくるでしょう。例えば、今回の記事にある通りバイデン氏の政権移行チームのホームページに掲載された発表文には「尖閣諸島」の文字がない。というニュースは、日本が危機感を持つ必要があるということです。ある程度リスクはありますが、米国の息がかかってるうちに灯台などの施設を建てて、プレゼンスを維持させることが賢明です。最悪、尖閣諸島が占領されるようなことになれば、与那国島、石垣島も目と鼻の先という現実を認識しておく必要があります。

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ポートフォリオの現状。4銘柄で資産の約40%、分散52銘柄で資産の約40%、現金約20%:picul

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皆さん、お疲れ様です。久しぶりにポートフォリオの現状を書きます。4銘柄で資産の約40%、52銘柄で資産の約40%、現金約20%となっています。主力株4銘柄の数は変わりませんが、資産の40%を占める分散銘柄は52名銘柄に縮小しました。これは銘柄入れ替えの一環で、相対的に割安感の強かった銘柄を買い増しするための売却でした。買い増しの必要がなければ売る必要はなかったのですが、現金比率を下げたくなかったので、保有株の売却で資金を手当てした形です。ここ1週間くらいお伝えしている通り、グロース株の比率を少し下げました。


以前から申し上げている通り、方針は変わっていません。今年のコロナショックは空前のバーゲンセールでした。バーゲンセールで買った株は、安易な利益確定を控えるということが大切です。例えば、良品計画(7453)は暴落して3月に969円の安値をつけました。しかし、好調な月次決算を背景に、10月の高値は2,351円です。そして直近金曜日の終値が2,311円です。平均取得単価1,125円からは2倍以上になっていますが、利益確定していたら当然2倍株にはなっていません。圧倒的なブランド力のある会社の株をバーゲンで手に入れたら、ストーリーが崩れない限り徹底的に保有し続けるのです。もちろん、個人的な考え方です。


他にも、ポートフォリオの一部を見てみると、平均取得単価から下落率が大きく反発も遅かった8570イオンフィナンシャル(終値1,135円)や8905イオンモール(終値1,746円)の株価が回復傾向にあります。イオンフィナンシャルはギリギリ平均取得単価(すぐに含み損)に戻った程度ですが、イオンモールは含み益が乗ってきました。どちらも年単位で保有しているので、パフォーマンスは良くありませんが、アジアでの成長が望めるのでこれからも長期的に付き合っていきたいと思います。長期的な見通しが立っていれば、足元の状況が良くない銘柄も入れるのがポートフォリオ運用のコツと以前申し上げましたが、こういうことです。今年の3〜5月、良品計画、イオンフィナンシャル、イオンモールは明らかに足元の状況は悪かったですが、時間が経つに連れてポートフォリオを底上げしてくれるのです。そして、それまではコロナ禍で追い風になっている銘柄などがパフォーマンスを引っ張ってくれます。


直近、この半年間引っ張ってくれた4689Zホールディングス(終値611円)はグロース株が売られる流れで株価が弱いです。当面厳しいかもしれませんが、2019年は260円から330円くらいのボックス相場で楽に仕込めたので保有継続です。私が大好きな6758ソニー(終値9,326円)は米中摩擦もクリアしつつ、引き続きゲームプラットフォームとして保有継続です。


前回申上げた通り、PRTIMESは利益確定して親のベクトルに乗り換えましたが、この判断は間違っていたので損切りしました。ベクトルはファンダメンタルズが複雑でした。株価だけ見ると、PRTIMESの下落の方が激しいので結果オーライですが、もう一度買い戻すなら素直にPRTIMESを買い戻そうと思います。現時点では保有していません。


6098リクルート(終値4,565円)も大きな上昇率となっており、今年の安値7月31日の安値3,264円からゆっくりと高値更新しました。後利益確定に押されていますが保有継続します。強い月次を背景に、7545西松屋(終値1,659円)は、今年の安値623円から大きく上昇しており、月次を監視しながら保有継続です。7816スノーピーク(終値1,794円)は3Q決算後、利益確定に押されましたが個人的には想定以上の内容でした。引き続き月次を監視しながら保有継続。


2362夢真ホールディングス(終値767円)が通期決算を発表しましたが、正直予想していたより弱い数字となりました。しかし、中期経営計画も発表してくれたのでこのまま保有継続。


USEN(9418)のU-NEXT事業が好調ですが、株価のパフォーマンスは悪いです。去年から保有しているので含み益はありますが、1年以上保有してるのでパフォーマンスは悪いです。前回、7090リグア(終値3,655円)を打診買いしましたが、追加で買うか買わないかは決算次第と申し上げました。描いていたストーリーではなかったので決算後損切りしました。やはり、新興のグロース株を決算前に買うのは、打診買いに止めておくのが無難です。本格的に買うのは決算後です。大切なのでもう一度言いますが、本格的に買うのは決算後です。決算後に飛び乗っても遅くはありません。


7198アルヒ(終値2,127円)もフラット35のシェアを拡大し続けいるので死角が見えず保有継続。7199プレミアグループ(終値2,017円)は想定以下の決算でしたが、ストーリー変わらずストックビジネスが伸長しているので保有継続。8253クレディセゾン(終値1,271円)は10月31日の記事で軽くコメントした通り、その後株を買って、2Q決算は上方修正となりました。株価は急騰してから一転、ダラダラと下落を続けて、少しづつ取得単価に近づいてきましたが保有継続します。


いずれの銘柄もストーリーが崩れたら躊躇なく売却しますが、日々の株価変動はどうでもよいです。銘柄ストーリー、現金比率、ポートフォリオのバランス、これだけ興味あります。

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