私は17年の投資人生で信用取引は一切してません。これは驚かれることなのですが、自分の中で一貫したルールです。もちろんデメリットもありますが、私の場合メリットの方が大きかったです。なぜなら、私は株価が下落しているという理由で株を売ることはないからです。(短期投資をする時は株価の値動きによって機敏に売買します)そのため、暴落時には保有株が下落をモロに受けて、ヘッジとなっている現金と、短期投資分を現金化して、反発時に使うというシンプル過ぎる手法を徹底しています。
そのため、兼業時代は給料の大半を投じ続けたにも関わらず、リタイアするまでに約8年かかりました。(大半というのは大袈裟ではなくて、本当に限界まで倹約していました。勝つまで欲しがらないと決めていたのです。) 大半を投じたにもかかわらず、専業になるまで時間がかかったのは、レバレッジというテコの原理を使わなかったからです。たとえ時間がかかっても、現物縛りでゆっくりと資産を増やすことを選んだのです。
私の知り合いには、とてつもないスピードで資産を増やしている人がたくさんいます。私は、その人達のことを尊敬しています。しかし、私にはその能力はありませんでしたし、それが私の強みでもありました。焦らないことが、私にとっては一番の近道だったからです。お金に対して臆病なので、破滅的になる取引は一度もしたことがありません。「常に慎重であれ」という信条を大切にしています。
【編集後記】家族で大阪城公園にピクニックです。
息子と遊ぶのが楽し過ぎます。