決算シーズンです。コロナ禍を追い風にしている企業は想定通りに強い数字を出しています。そして、決算通過後の株価は様々です。出尽くしで売られるものがあったり、素直に好感されて株価が上昇するものもあります。
しかし、私が重視してるのは短期的な株価よりもファンダメンタルズです。好決算が一過性のものであれば、その出尽くし売りは正しいです。逆に、コロナ禍が追い風となり、一過性ではなく根本的に事業が強くなっている場合もあります。例えば、巣篭もり消費で特需となり、大きく会員が増えたビジネスだとします。緊急事態宣言などで異常な巣篭もりだったので間違いなく特需であり一過性の恩恵です。しかし、何割かの人は引き続きサービスを利用するので、何年か先の顧客を先取りで手に入れたことになります。つまりベースが引き上げられているのです。その場合、出尽くしで売られることは短期的には正しいかもしれませんが、長期的には間違っている値動きです。もちろん、あきらかに一気に将来を織り込み過ぎていた場合、決算が出口となるのも正解です。そこは個別銘柄ごとに違うので一概には言えません。
株価は効率的に織り込んでいきますが、それは短期的な話であって、長期的に織り込んでいるかというとそんなことはなくて、むしろ間違ってデタラメな値動きをすることがあります。例えば、今年の2月、3月のコロナショックを思い出していただくと分かりやすいのですが、株価は企業業績の悪化を想定して暴落しました。それは短期的に正しい動きです。しかし、長期的には間違っています。もちろん個別銘柄ごとに事情は違ってくるので一概には言えませんが、少なくとも大方は一過性の問題で済むということは想定できました。悲観一色だったので、大抵は何を言っても無駄でしたが、私は一過性の問題だと確信していました。なぜなら、人類は常に流行病を乗り越えているからです。
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■追記
会社四季報オンラインのポートフォリオ機能を使うと、銘柄のニュースや適時開示、業績推移など様々なことを簡単にチェックすることができます。私のやり方は、1番左端のタブを保有銘柄、2番目のタブを優先監視銘柄、そして順番に証券コードのタブが並んでいます。保有銘柄の一員になるには、必ず優先監視銘柄に登録される必要があります。つまり、優先監視銘柄の中から選んでポートフォリオを組んでいるのです。優先監視銘柄から除外されれば、証券番号のタブ(補欠)に移動される仕組みです。毎日、優先監視銘柄から右端のタブまで見るのが日課です。優先監視銘柄に保有銘柄が含まれているので、優先監視銘柄から順番に見れば済みます。(それぞれチャート、業績グラフ、ニュースを見ます)