資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

西松屋チェーンの月次好調が継続中:picul

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西松屋チェーンは11月度の前年比速報を発表しました。
全店:売上高108.2 客数108.0 客単価103.2
既存店:売上高107.4 客数103.6 客単価103.7
好調な月次を背景に株価は上昇していましたが、11月度もクリアした形になります。本日の終値は1,849円です。西松屋はPBが好調です、そして、あまり知られていませんが、PBで化けているのがオムツやおしり拭きです。そして、それらを日本メーカーとして海外展開しています。これらの存在は、西松屋を利用している人であれば、株価が上昇する前から分かっていたことで、まさに日常生活で発見できた銘柄です。


以前からポートフォリオの現状などで株を保有していることは書いてきましたが、すでに株価は高値圏であり、本来なら分割利益確定をしたくなりますが、①月次の勢いが止まらないのと、②指標的には割高感がないことから1株も売っていません。


しかし、もし今持っていないと仮定したら、私ならここから株を買うことはないです。いつ月次の勢いが止まるか分からないからです。すでに保有している場合、含み益が安全域となるので、ファンダメンタルズが変わって最悪暴落してもそこで利益確定できます。損をすることはないのです。もし、好材料が継続するなら、継続するかぎり最大限含み益を引っ張ることができます。どちらに転んでも大丈夫です。もちろん、これらは私独自の考え方で正解とかではありませんが、自分のスタイルは確立しておくことでブレない投資ができます。

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過去保有してた幼児活動研究会!投資先を調べる時に業界地図を活用する:picul

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新しい銘柄を調べるとき、私は必ず業界地図を読みます。業界での順位やシェア、状況などが簡易的に理解できるからです。実際読むことで、競合に投資先を変更したこともあります。深くは理解できませんが、俯瞰的に知ることができるのでとても便利です。(業界地図は「日経」と「会社四季報」2冊購入しており、どちらも業界へのコメントが面白くて読みごたえがあります)


例えば、日経の保育サービスを見ると、「待機児童数は減少も、人手不足が課題」「新型コロナウイルスの影響で保育サービスの需要は増加」と書かれています。しかし、同じ業界でもモロに逆風を受けたのが、体育指導の幼児活動研究会(2152)でした。長年安定した成長を続けていましたが、会社によると通期予想は73.3%減の営業益3億円です。とてつもない逆風です。


しかし、株価は高値圏で維持されています。そもそも幼児保育は業界地図に書かれているように、待機児童があるくらい需要が旺盛なのです。それだけではなく、年々教育の質を求められており、施設間の競争もあるので、各施設はよりよいサービスを提供するために工夫をこらすものです。そういう背景もあって、同社は長期的に成長することができました。つまり、新型コロナという一過性の問題で成長が止まったのです。同社の株は、過去保有していましたが、現在は1株も保有していません。今年のコロナショックでは、優先順位(投資先候補)の問題で投資しませんでしたが、また割安になることがあれば欲しい会社の一つです。5年前の時価総額は約48億円でしたが、現在の時価総額は約117億円です。
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勝ってる銘柄は保有し続け、負けている銘柄は潔く売却する:picul

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以前、親子上場の投資例について書きました。この時書いた投資例は、パソナ、ノーリツ鋼機、ベクトル、インフォコム、ソニーでしたが、ベクトルは前回のポートフォリオの現状でお伝えしたように損切りしています。他の銘柄は、中長期ストーリーが変わらないので保有継続しています。ストーリーが継続していれば何年でも保有します。


しかし、私は株を見限るときは一瞬です。間違っていると判断すれば、市場の意見は関係なしに売ります。つまり、勝っている銘柄は保有し続けて、負けている銘柄は潔く利益確定、損失確定をするのです。一般的に含み損益で勝ち負けを判断しますが、ここでの勝ち負けは含み損益のことではありません。私の勝ち負けは銘柄ストーリーです。ストーリーとは凄く雑に言うと「成長」です。ピンポイントで言うと、EPSの成長ですが、戦略的に利益率が低くなっているのは歓迎です。これは2015年にテクマトリックスの記事で紹介した通りです。銘柄ストーリーが継続していれば勝ちで、ストーリーが崩れたら負けなのです。それは決算やビジネス環境などで判断します。例えば、それまで勝ち続けていた銘柄が決算を機に負けたとします。そうすれば利益確定です。ストーリーが復活すれば買い戻しです。(銘柄によっては、一気に売らずに分割利益確定をしていきます)
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その癖を付けると、自然とポートフォリオは含み益だらけになり輝いてくるものです。もちろん短期的に輝きを失っているものもありますが、それは私のポートフォリオ運用において、避けては通れない道です。一過性の問題で中長期ストーリーに問題がなければ、短期的なファンダメンタルズの調子が良くなくても銘柄を保有し続けるからです。これは運用者の方針によって変わってくるので正解不正解はありません。最悪なのは負けている銘柄だらけのポートフォリオです。見るのも嫌になります。ストーリーが継続して見通せるものだけ保有するのです。継続していたら簡単には売りません。勝ってる銘柄は安易に売ってはならないのです。そうすると含み益が驚くほど増大する時が訪れます。もちろん、人それぞれやり方は自由です。

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地味ですが一攫千金を狙わないのがスタンスです:picul

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皆さん、お疲れ様です。3連休ですね。しかし、残念ながら専業になってからは、混まない平日に好んで出かけるようになっており、3連休が嬉しいとか一切思わなくなりました。どこも混んでいるので家族で大人しくピクニックでもします。


連休といえば、リスク回避の目的でポジションを落とす人もいますが、私は連休は関係なくポートフォリオそのままにしています。急な株価変動によって、困るやり方はしていなくて、基本的に私の株式投資は常に安全運転なのです。一攫千金を狙うこともできますが、私が一番大切にしていることは資産を減らさないことです。ですので、分散投資と現金比率にこだわるのです。(分散といっても、大抵は4〜6銘柄で資産の50%を占めているので、上位銘柄には、割と多めの資金を入れています。詳しくはポートフォリオの現状で書いています。)
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資産を減らすのが嫌なのは、貧乏の恐ろしさを知っているからです。貧乏であれば病院に行くのを我慢しないと行けませんし、自動販売機でジュースを買うこともできません。私が中学3年のころに両親は離婚しており、私はそれ以降母子家庭で育っています。母は食堂で働いていましたが、やはり生活は楽ではありませんでした。ですが、必死のぱっちで育ててくれました。


亡き父はヤクザで成功していたので、金持ちでしたが我が家にあまりお金を入れていませんでした。それでも、亡き父と私との関係は良好でした。小学校も中学校も一切学費は出してくれなかったのですが、愛情だけは注がれていたのが幸いです。よく動物園に連れていってくれたり、大きくなってからは釣りに連れていってもらったりしていたので、両親の喧嘩は抜きにすると、良い思い出ばかりです。
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もちろんこの世には、お金では手に入らない幸せがたくさんあります。


しかし、人間社会で生きていくかぎり、お金が原因で諦めないといけないことがたくさんあります。一度きりの人生。それはもったいないです。


さらに、お金は日常生活をちょっとした幸せで満たしてくれます。お金があれば、スーパーで晩御飯の材料を選ぶ幸せがあります。お金があれば、動物園に行けます。お金があれば銭湯に行けます。


「今この瞬間が幸せということを分かっていれば、一攫千金を狙う必要はないのです。今を大切にしたいから、安全運転でいたいのです。もちろん、一文なしになっても、幸せならいいですが、家族はそれでよくありませんし、私自身も資産が減ればメンタルが揺さぶられて、不機嫌になるかもしれません。それは本末転倒です。幸せを維持させるために資産運用をしているのに、資産運用で日々の幸せが左右されたくないのです。


これからも、「今この瞬間」を大切にできるように、安全運転で投資を続けます。もちろん、攻撃的に攻めていくスタイルもそれはそれで人生なので否定しません。

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投資人生17年!驚かれることですが、私は信用取引を一度もしたことがありません:picul

私は17年の投資人生で信用取引は一切してません。これは驚かれることなのですが、自分の中で一貫したルールです。もちろんデメリットもありますが、私の場合メリットの方が大きかったです。なぜなら、私は株価が下落しているという理由で株を売ることはないからです。(短期投資をする時は株価の値動きによって機敏に売買します)そのため、暴落時には保有株が下落をモロに受けて、ヘッジとなっている現金と、短期投資分を現金化して、反発時に使うというシンプル過ぎる手法を徹底しています。


そのため、兼業時代は給料の大半を投じ続けたにも関わらず、リタイアするまでに約8年かかりました。(大半というのは大袈裟ではなくて、本当に限界まで倹約していました。勝つまで欲しがらないと決めていたのです。) 大半を投じたにもかかわらず、専業になるまで時間がかかったのは、レバレッジというテコの原理を使わなかったからです。たとえ時間がかかっても、現物縛りでゆっくりと資産を増やすことを選んだのです。


私の知り合いには、とてつもないスピードで資産を増やしている人がたくさんいます。私は、その人達のことを尊敬しています。しかし、私にはその能力はありませんでしたし、それが私の強みでもありました。焦らないことが、私にとっては一番の近道だったからです。お金に対して臆病なので、破滅的になる取引は一度もしたことがありません。「常に慎重であれ」という信条を大切にしています。


【編集後記】家族で大阪城公園にピクニックです。
息子と遊ぶのが楽し過ぎます。

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【銘柄スカウター】スマホ画面使いやすくなってるに今頃気付きました:picul

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皆さん、お疲れ様です。マネックス証券の銘柄スカウターのスマホ画面がめちゃくちゃ見やすくなっていました。わたしはずっとPC画面で銘柄スカウター見ていたので初めて気付きました。いつからスマホ画面あったのでしょうか。笑 これは嬉しいです。外出先でスマホしか持っていなくても、簡易的に銘柄チェックできます。


銘柄スカウターは、単純な四半期推移だけでなく、セグメント別の四半期推移まで分かるところが気に入ってます。瞬時に四半期推移を知りたい時は「株たん」の決算タブでチェックして、セグメント別の推移を見たいときは銘柄スカウター見てます。これを見ることで、全体の業績は横ばいでも、セグメントでは成長している。ということが、直感的に分かって便利なのです。例えば、去年の11月にKADOKAWA(9468:本日終値3,100円)を発見することができました。その時の株価は1,547円です。同社はWebサービスが赤字傾向にあったのですが、ドワンゴの社長が代わり収益力が高まっていることがわかったのです。黒字体質になったことも、銘柄スカウターを使うことで直感的に知ることができました。あとはそれが本当に変化しているのか深掘りしていけばいいだけです。
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セグメント別の四半期推移を見る時、すでに使っている方からすれば当たり前のことかもしれませんが、まだ使ってない方は是非どうぞ。


ちなみに、画像のエスプール(2471:終値715円)に意味はありません。それにしても業績推移が美しいですね。直近の株価は調整していますが、それでもPERは40倍を超えています。過去平均が36.8倍です。ESGど真ん中銘柄かつ、ビジネスモデルが強固なので簡単には割安にならないところが残念です。

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95%の予防効果。ファイザーのワクチンFDAに緊急使用許可を申請:本日のニュースコメント picul

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r.nikkei.com picul:ファイザーは開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて95%の予防効果を確認したと発表しました。さらに、数日以内に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請するとのことなので、ワクチンの実用化が近づいてます。仮に、ワクチンの供給が始まれば、あたかも人々はワクチンを打ったかのようにマインドが明るくなります。


すでにアフターコロナ銘柄は動き出していますが、例えば9020JR東など、少し上がった程度で現金化しないでじっくりと握り続けます。9142JR九州も新規買付しようか検討中です。もちろん、9467アルファポリスなどの電子書籍、9418USENなどのVOD、コロナ追い風銘柄も引き続き保有し続けます。一過性の需要に押し上げられたことは間違いありませんが、将来の顧客を先取りで手に入れたことも事実なので、一定数は継続的にサービスを利用するものです。


以前ブログで書いたように、ファイザーのワクチンニュース第一弾でグロース株の比率は下げています。そのため、ポートフォリオのバランスは整っているので下手に売買をしないで、ポートフォリオで運用で超過リターンを獲得していきたいと思います。


儲かった、損したを毎日考えていると、短期思考になり、大きな流れが見えなくなるので、引き続き日々の株価変動は気にせずにポートフォリオのバランスに気を配ります。

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ネットスーパーは長期的に拡大していく市場です:本日のニュースコメント picul

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www.sankeibiz.jp

www.ryutsuu.biz

picul:皆さん、お疲れ様です。投資家の方でネットスーパーを利用している方はいますか?私は利用しています。記事にある通り、スーパー大手はコロナ渦を背景にネットスーパーに力を入れてきましたが、これは一過性の特需ではなく、これから持続的に拡大していく市場ですので、今から勉強しておくことが大切です。ネットスーパーの王者である生協も、チラシではなくネット注文を強化していたので、消費者がネットで食品を買うことへの抵抗は下がっています。さらに、スーパー大手も本腰を入れているため、生魚や肉なども当日配送できるなどリアルとの垣根を超え始めています。生協のシェアを奪うだけでなく、そもそも市場が拡大していく面白さがあるのです。


楽天西友でネットスーパーを展開してますが、今後も力を入れていくことは確実です。今回の発表によると、楽天が発行済み株式の20%、投資ファンドKKRが65%を取得。WalMartは引き続き15%を保有することになります。楽天の事業規模から考えると大したことありせんが、楽天エコシステムが強固になります。


本来、ネットスーパーと言えば、生協が圧倒的でしたが、どう考えても利便性は良くありません。なぜなら、毎週決まった日に送られるからです。美味しい食品はたくさんあるのですが、欲しいときに欲しい生鮮食品を手に入れることができるからこそ、リアルとネットの垣根を超えるのです。


我が家が利用しているのはライフのネットスーパーです。180日間3,035円(税込み)のチケットを購入することで、何度でも無料で配送してもらえます。もちろん当日配送も可能です。その日の広告の品やオススメ品も、リアル店舗と同じ値段で購入することができるので最強のサービスです。本当に便利な時代になりました。ライフはAmazonとも提携しており、Amazonのホームページからも注文することができますが、頻繁に利用する場合はライフネットスーパーから直接購入する方がお得です。


ライフ(8194)の株は以前保有していたことがありますが、現在保有していません。ということで監視銘柄です。巣ごもり消費で業績が急拡大して、年初に2,000円台だった株価は一時5,000円を超えるところまで上昇しました。業績全体として一過性の特需ということで、本日3,425円まで下落調整しています。これは正しい値動きです。楽天(4755)はネットスーパー関係無しに、楽天エコシステム全体に魅力を感じて、900円台から保有していますが赤字が続く前提で長期保有してます。


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