資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

パソナ、ノーリツ鋼機、ベクトル、インフォコム、ソニーなど。親子上場の投資例

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わたしは親子上場している銘柄をいくつか戦略的に保有しています。親を買った方が安いか、子を直接買う方が安いか考えるのです。例えば、パソナグループです。過去、保有していたベネフィットワンを売って後悔していたのですが、買い戻すには割高感が強かったので、親のパソナグループを買っていました。金曜日のストップ高はストーリーとは関係の無い上昇ですが、今からベネフィットワンを買う気にはならないのでこのまま保有継続です。ほかには、JMDCの価値が高いと思ったのと、事業の集中を進めてることを好感してノーリツ鋼機を持っています。JMDCの価値が高いと思っても、株価は割安とは思わないため、親のノーリツでした。PRタイムズも保有していましたが、つい先日親のベクトルに乗り換えました。しかし、これは間違っている可能性があるので、じっくりと考えます。


上記は、いわゆる親を保有している形ですが、逆にストレートに子を買ってる場合もあります。インフォコムです。インフォコムはストレートに長期保有してた方がよいと思ってるので、事業が違う帝人を買うことはありません。


しかし、世界の常識で考えれば、親子上場は良くありません。なぜなら、親と子で利益相反になるからです。例えば、子の利益を親の利益を取ったり、ガバナンスの面、経営実態が不透明になる可能性があるからです。ですので、NTTのドコモ子会社化は世界の常識で正しいのです。しかし、ソニーのソニーフィナンシャル子会社化は世界の常識とは違いました。同じ親子上場でも、ソニーフィナンシャルを完全子会社にするのではなくて切り離すべきでした。なぜなら、金融業という別の業態だからです。ソニーフィナンシャルを完全に売却して、その金を本業のハイテクやゲームに投入すべきでした。(それでもソニーは保有し続けます。)NTTとドコモは同じ通信分野でシナジーがあるので、完全子会社の方が効率的です。


このように、親と子の関係を勉強するのは投資アイディアに結びつきますし、面白いのでお勧めです。


■追記
イオンフィナンシャル、イオンモールも保有しています。