資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

過去保有してた幼児活動研究会!投資先を調べる時に業界地図を活用する:picul

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新しい銘柄を調べるとき、私は必ず業界地図を読みます。業界での順位やシェア、状況などが簡易的に理解できるからです。実際読むことで、競合に投資先を変更したこともあります。深くは理解できませんが、俯瞰的に知ることができるのでとても便利です。(業界地図は「日経」と「会社四季報」2冊購入しており、どちらも業界へのコメントが面白くて読みごたえがあります)


例えば、日経の保育サービスを見ると、「待機児童数は減少も、人手不足が課題」「新型コロナウイルスの影響で保育サービスの需要は増加」と書かれています。しかし、同じ業界でもモロに逆風を受けたのが、体育指導の幼児活動研究会(2152)でした。長年安定した成長を続けていましたが、会社によると通期予想は73.3%減の営業益3億円です。とてつもない逆風です。


しかし、株価は高値圏で維持されています。そもそも幼児保育は業界地図に書かれているように、待機児童があるくらい需要が旺盛なのです。それだけではなく、年々教育の質を求められており、施設間の競争もあるので、各施設はよりよいサービスを提供するために工夫をこらすものです。そういう背景もあって、同社は長期的に成長することができました。つまり、新型コロナという一過性の問題で成長が止まったのです。同社の株は、過去保有していましたが、現在は1株も保有していません。今年のコロナショックでは、優先順位(投資先候補)の問題で投資しませんでしたが、また割安になることがあれば欲しい会社の一つです。5年前の時価総額は約48億円でしたが、現在の時価総額は約117億円です。
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