資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

22%増 米ブラックフライデー通販。日本のECも良いでしょう:本日のニュースコメント picul

r.nikkei.com picul:アメリカのブラックフライデーは、昨年に比べて通販が22%増だったようです。逆に実店舗の客足は52%減となっており、勝っている会社と負けている会社が明確になっています。おそらく日本も同じようにECが好調です。今年はECに大きな追い風となりましたが、一過性ではなくて、少し先の未来に強制的にワープしただけです。もちろん今年はスパイク的な需要があったので来期のハードルは上がっていますが、これからも市場が拡大していくことは確実です。負けているところで細かいところを見ると、実店舗のアパレルなどは、一部のファストファッションを除いて厳しい状態が続いています。例えば、パルグループ(2726)は足元厳しく今期は絶望ですが、ECの比率も上げているため、来期回復期待で拾っておきたい気持ちもあります。株価は1,186円で低迷しています。


【編集後記】3歳になったばかりの息子は歌とダンスが大好きで、今日もダンスを披露してくれています。

絶望感溢れている大阪の飲食店:本日のニュースコメント picul

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mainichi.jp picul:新型コロナ感染者の増加に伴って、大阪府による飲食店への営業時間短縮や休業の要請が始まっています。私も先程、飲み街を散歩して調査してきましたが、雰囲気悪くなってきてるのが分かりました。外食株は保有していませんが、依然と厳しい業績が続きそうです。昔、投資していたMSコンサル(6555)は光通信が株を買い増しているようですが、どのような勝ちを狙っているのでしょうか。今期は絶望的なので、おそらく来期期待で買っているので長期逆張り戦略でしょう。たしかに、一過性の問題なので、来期外食の状況が回復していたら株価は大きく戻るでしょう。しかし、私には依然と同社の長期ストーリーは描けないので、今のところ投資できそうにありません。

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日常生活の投資アイディア 過去の例はピックルス、Zホール、神戸物産、キリン堂、西松屋、ライフ、ウェルシアなど:picul

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日常生活は投資アイディアの宝庫です。私は、普段から身の回りで起きていることに感度を高くするようにしており、なんでもかんでも投資に結びつけて考えています。


「おや、ここの店また店舗だしたのか」
「⚪︎⚪︎社の営業車頻繁に見るようになったなあ」
「近所の子供が⚪︎⚪︎に夢中だ」
「△△さんは⚪︎⚪︎社の会員になったらしいよ」
「いつも繁盛してるなあ」
「この店の低価格には衝撃を受ける」
「これは便利なサービスだ」


どんなに、しょうもない事でも投資のヒントがあります。それはあくまでヒントなので、それだけで株を買うことはありませんが、株を詳しく調査する入口になるのです。会社四季報を読むだけだと、スルーしていた銘柄も実体験で衝撃を受けると、理解度が比べ物になりません。


過去の例を挙げると、ピックルスコーポレーションはご飯がススムを食べて、多くの人が食べやすいキムチと気づいてから気付いた銘柄です。ZホールディングスはPayPayがキッカケでYahoo経済圏に入って気付きました。神戸物産は兼業時代の節約モードの時に発見しました。キリン堂はよく利用するようになって気づきました。西松屋はPBのオムツを買っていたので気づきました。ライフはネットスーパーに衝撃を受けました。ウエルシアは地域密着のレイアウトと品揃えに驚きました。例を挙げるとキリがないのでこの位にしておきますが、このように私は日常生活で気になった銘柄を深堀りしていくことがあります。過去の関連記事は下に貼っておきます。


最近の日常生活で気になった銘柄は、スギホールディングスです。私は完全にウエルシア派ですが、最近スギ薬局の新店舗をよく見るので気になりました。ドラッグストア特有の美しい業績だという事は以前から知っていましたが、説明会資料を読んでみると、ウエルシアと同じように調剤の売上も順調に拡大しており、意外と成長余地が大きいと思いました。ちなみに、ドラッグストアの市場は上位10社でシェア70%を占めていますが、調剤の市場は上位10社で約18%のシェアを占めてるだけで、残り80%以上が中小薬局がひしめきあっている市場です。つまり、シェアを取っていくだけで成長余地があります。ここは大手調剤チェーンや大手ドラッグストアが売上をとっていくことになります。


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「株価が回復するかもしれない」という願望は投資パフォーマンスを悪化させる:picul

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「株価が回復してほしい」「株価が回復するかもしれない」というような願望は、私にはありません。株式投資において、できる限り感情を排除することが大切と考えているからです。感情的になれば、本当は売るべき時に売らなかったり、冷静さを失い買い急いだりするからです。他にもたくさんのデメリットがあります。つまり、願望は自分の投資パフォーマンスを悪化させるのです。


重要なのは、今の株価でその会社を所有したいか。会社を手放したいのか。この2点です。中長期投資家として、ファンダメンタルズと株価を比べる作業だけしています。含み益で嬉しい!含み損で悲しい!一切ありません。保有している株が上がろうが下がろうが関係ありません。売るべき理由があるときに売るだけです。そうしないと、長期保有株は持てません。株価調整も付き合っていくからこそ、長期で何倍にもなります。例えば、今年の例で言うと、良品計画はコロナショックから2倍になっていますが、その間も何度も株価調整しています。長期のファンダメンタルズを見通している場合は、右往左往してはいけないのです。もちろん、これからも何度も株価下落して調整するでしょう。しかし、分割利益確定する銘柄はしっかりと分割利益確定します。長期の展望が見えない場合は、コツコツと分割で利食っていくことで、上がっても下がっても対処できるものです。いずれにせよ、ただの数字です。自分の願望を投資に持ち込みません。
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もちろん、感情的に投資をしたい人もいるも思うので、それは人それぞれです。アドレナリンを出して大金を稼いでいる人もたくさんいるからです。私は資産運用で高すぎるボラティリティは求めていないので、これからも感情を排除していきます。

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世界2位!イーロンマスク、ビルゲイツ抜いた:本日のニュースコメント picul

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japan.cnet.com picul:皆さん、お疲れ様です。本日の日経は上昇したものの、マザーズは下落しているので、相変わらず空中戦が続いています。アメリカでは、テスラの時価総額が初の5000億ドルを突破して、イーロンマスク氏の資産も世界2位になっているようです。このEVバブルは日本にも波及しており、EV、電池、再生可能エネルギーなどが人気のテーマとなっています。このEV関連銘柄は苦手なので保有していませんが、人気テーマになると実力以上に評価されて、資金が抜けるときも酷いことがあるので注意が必要です。


菅政権発足時にはデジタル関連の銘柄がもてはやされましたが、コロナショック以降、わかりやすいくらいセクターが切り替わっています。EV自体は世界のトレンドであり、息の長いテーマです。それは間違いありません。しかし、日本株のEV関連で、どこの会社が勝ち続けるのか自分には分からないのです。理解できないものには投資しません。理解できるまで勉強します。その頃には相場終わっているでしょうが、本物なら調整を挟んで再度上昇するものです。

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西松屋チェーンの月次好調が継続中:picul

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西松屋チェーンは11月度の前年比速報を発表しました。
全店:売上高108.2 客数108.0 客単価103.2
既存店:売上高107.4 客数103.6 客単価103.7
好調な月次を背景に株価は上昇していましたが、11月度もクリアした形になります。本日の終値は1,849円です。西松屋はPBが好調です、そして、あまり知られていませんが、PBで化けているのがオムツやおしり拭きです。そして、それらを日本メーカーとして海外展開しています。これらの存在は、西松屋を利用している人であれば、株価が上昇する前から分かっていたことで、まさに日常生活で発見できた銘柄です。


以前からポートフォリオの現状などで株を保有していることは書いてきましたが、すでに株価は高値圏であり、本来なら分割利益確定をしたくなりますが、①月次の勢いが止まらないのと、②指標的には割高感がないことから1株も売っていません。


しかし、もし今持っていないと仮定したら、私ならここから株を買うことはないです。いつ月次の勢いが止まるか分からないからです。すでに保有している場合、含み益が安全域となるので、ファンダメンタルズが変わって最悪暴落してもそこで利益確定できます。損をすることはないのです。もし、好材料が継続するなら、継続するかぎり最大限含み益を引っ張ることができます。どちらに転んでも大丈夫です。もちろん、これらは私独自の考え方で正解とかではありませんが、自分のスタイルは確立しておくことでブレない投資ができます。

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過去保有してた幼児活動研究会!投資先を調べる時に業界地図を活用する:picul

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新しい銘柄を調べるとき、私は必ず業界地図を読みます。業界での順位やシェア、状況などが簡易的に理解できるからです。実際読むことで、競合に投資先を変更したこともあります。深くは理解できませんが、俯瞰的に知ることができるのでとても便利です。(業界地図は「日経」と「会社四季報」2冊購入しており、どちらも業界へのコメントが面白くて読みごたえがあります)


例えば、日経の保育サービスを見ると、「待機児童数は減少も、人手不足が課題」「新型コロナウイルスの影響で保育サービスの需要は増加」と書かれています。しかし、同じ業界でもモロに逆風を受けたのが、体育指導の幼児活動研究会(2152)でした。長年安定した成長を続けていましたが、会社によると通期予想は73.3%減の営業益3億円です。とてつもない逆風です。


しかし、株価は高値圏で維持されています。そもそも幼児保育は業界地図に書かれているように、待機児童があるくらい需要が旺盛なのです。それだけではなく、年々教育の質を求められており、施設間の競争もあるので、各施設はよりよいサービスを提供するために工夫をこらすものです。そういう背景もあって、同社は長期的に成長することができました。つまり、新型コロナという一過性の問題で成長が止まったのです。同社の株は、過去保有していましたが、現在は1株も保有していません。今年のコロナショックでは、優先順位(投資先候補)の問題で投資しませんでしたが、また割安になることがあれば欲しい会社の一つです。5年前の時価総額は約48億円でしたが、現在の時価総額は約117億円です。
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勝ってる銘柄は保有し続け、負けている銘柄は潔く売却する:picul

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以前、親子上場の投資例について書きました。この時書いた投資例は、パソナ、ノーリツ鋼機、ベクトル、インフォコム、ソニーでしたが、ベクトルは前回のポートフォリオの現状でお伝えしたように損切りしています。他の銘柄は、中長期ストーリーが変わらないので保有継続しています。ストーリーが継続していれば何年でも保有します。


しかし、私は株を見限るときは一瞬です。間違っていると判断すれば、市場の意見は関係なしに売ります。つまり、勝っている銘柄は保有し続けて、負けている銘柄は潔く利益確定、損失確定をするのです。一般的に含み損益で勝ち負けを判断しますが、ここでの勝ち負けは含み損益のことではありません。私の勝ち負けは銘柄ストーリーです。ストーリーとは凄く雑に言うと「成長」です。ピンポイントで言うと、EPSの成長ですが、戦略的に利益率が低くなっているのは歓迎です。これは2015年にテクマトリックスの記事で紹介した通りです。銘柄ストーリーが継続していれば勝ちで、ストーリーが崩れたら負けなのです。それは決算やビジネス環境などで判断します。例えば、それまで勝ち続けていた銘柄が決算を機に負けたとします。そうすれば利益確定です。ストーリーが復活すれば買い戻しです。(銘柄によっては、一気に売らずに分割利益確定をしていきます)
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その癖を付けると、自然とポートフォリオは含み益だらけになり輝いてくるものです。もちろん短期的に輝きを失っているものもありますが、それは私のポートフォリオ運用において、避けては通れない道です。一過性の問題で中長期ストーリーに問題がなければ、短期的なファンダメンタルズの調子が良くなくても銘柄を保有し続けるからです。これは運用者の方針によって変わってくるので正解不正解はありません。最悪なのは負けている銘柄だらけのポートフォリオです。見るのも嫌になります。ストーリーが継続して見通せるものだけ保有するのです。継続していたら簡単には売りません。勝ってる銘柄は安易に売ってはならないのです。そうすると含み益が驚くほど増大する時が訪れます。もちろん、人それぞれやり方は自由です。

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