資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

保有銘柄については会社ホームページを毎日チェックする

僕は開示資料だけでなく会社ホームページも毎日必ずチェックします。そこには開示されていない新しい情報がありますし、求人ページには社内向けの目標や他にも様々な情報を公開していることがあります。本当に貴重な情報源なので隅から隅までチェックするのです。

ただし、何も更新されていない事が普通なので、数分で巡回を終わらせるようにしています。仕組み作りとして保有銘柄専用フォルダを作ってブラウザでブックマークしています。

日銀、現状維持でリスクオンになりましたが今後も相場のテーマになり続ける

日銀、金利抑え込みへ資金供給拡大 綱渡りの異次元緩和:日本経済新聞
www.nikkei.com picul:日銀の金融政策の行方にマーケットは疑心暗鬼になっていましたが、蓋を開けてみると現状維持となりました。直近はリスクオフで円高株安になっていたため、一気にリスクオンで円安株高の反応となりました。

しかし、当然のごとく緩和修正の観測が根強くあるので、これは歯に物が挟まった状態で常時ストレスを感じることになります。今後も日銀の金融政策や人事は相場の大きなテーマになるので、日銀のコミュニケーション不足を改善してもらいたいものです。

ポートフォリオ18銘柄で構成。

売った時よりも株価が上昇していても買い戻すことはあるのか

利益確定してから株価が上昇する事は日常茶飯事にあります。時には手放してから笑えないレベルで急騰することもあります。そんな株は二度と見たくない気持ちになるかというとそんなことはなくて、優良銘柄(強固なビジネスモデル、業績が良い)である限りお気に入り銘柄に登録して監視し続けます。株価や四半期決算など開示資料を読み続けるのです。

なぜなら株価が割高という理由で手放した場合、当然会社自体に問題はないので割安な株価水準まで下落したら買い戻したいからです。

さらに株価が高止まりしていても、業績が追い付いて割安or適正株価になれば買い戻します。売った時より株価が上昇していても買い戻すのです。その時に以前より株価が上昇していても関係ありません。その時の業績から買えると思ったら喜んで何度でも買い戻します。

2685アダストリアは決算後の上昇を打ち消し往って来い

アダストリアは2022年12月29日に3Q決算を発表しました。同時に上方修正も発表しており上手く立ち回っている事が確認できます。株価は窓を開けて急騰しましたが、ほぼ上昇分を打ち消して本日16日往って来いとなりました。同社の中期経営計画によると2026年2月期には売上高2,800億円、営業利益率8%と意欲的な数値目標になっています。株価はレンジの中で低迷しています。

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相場の秘訣は「玉操作」

昔から、相場の秘訣は「玉操作」と言われることがあります。玉とは手持ちのポジションのことで、先物や信用取引など幅広く使われます。そしてそのポジションを相場動向に応じて買ったり売ったりしていくことです。(この記事では現物取引について書きます)

そもそも株を買ったら最後、株を数年、10年単位で保有するというのは稀なことです。長期投資家でも1ヶ月、もしくは半年や1年経てば売却していることも珍しくありません。さらに一度の買付で終わらず保有株の買い増しをすることもあるでしょう。それも玉操作です。あのウォーレンバフェットも分割で買い増したり分割で売却することがあります。

株式投資は株を通じて会社を所有することができますが、投資家の成果を大きく左右するのは、いつ買って、いつ売るかです。なぜなら株価は大きく変動するからです。いくら業績が良くても株価が高い時に売れないと儲かりません。上がった時にたくさん株を保有していないと資産増に貢献しません。

つまり、投資家の利益は玉操作によって大きく左右されるのです。同じ銘柄に投資をしていても儲かる人もいれば損する人もいます。これは投資期間が3年、5年でも同じことです。

自分の相場帳や売買記録などを見るようにして、売買の改善点を研究すれば必ず成長します。とくに失敗だと思う取引をたくさん見る事が大切です。失敗からは多くの事が学べるからです。

売買が雑に感じたら意図的に手数を減らしてみる

初心者は”多すぎる売買”によって負のスパイラルに陥ることがあります。多すぎる売買は思考が浅くなりがちで雑な売買に繋がります。そのため、買うべきでないのに株を買い、売るべきでないのに株を売ってしまう事に繋がります。

過去の私も売買をしていないと落ち着かない時がありました。売買する事自体に意味があるように感じていたのです。しかし、それが本当に必要な売買なのかどうかは別なので売買は慎重にしています。

売買を丁寧にするためのコツとして"意図的に手数を減らす"というやり方があります。意図的に手数を減らすとなれば慎重に考えざるおえないからてす。

勿論、時には瞬発力が必要ですし売買が多いこと自体悪いと言っているのではありません。"必要であればいくらでも売買すればいい"のです。問題なのはプランがない行き当たりばったりの雑な売買で、それは狼狽売りや高値掴みに繋がります。

7199プレミアグループの高値からの下落調整について

picul.hatenablog.jp picul:プレミアグループが大幅に下落調整しています。2022年9月16日に高値1,963円、11月30日に高値1,983円をつけた後ダラダラと下落しています。2022年10月13日に1,557円の安値を付けており昨日終値は1,537円です。一旦下値として意識されやすい水準まで下落しましたが、この辺を死守できなければ下値目安は1,200〜1,400円です。

長期のトラックレコードは問題ありません。そして株価もこの数年を含め上場してから大幅上昇しました。ファイナンスとワランティ事業だけでは不安がありましたが、上の過去記事で書いた通りオートモビリティ事業が育っているのはgoodです。

しかし、株価は下落調整した現時点においても高く評価されており、割安ではなく適正orやや割高と考えています。

オリコPER 9.33倍 PBR0.89倍
ジャックスPER6.73倍 PBR0.7倍
プレミアグループPER14.89倍 PBR4.87倍

同様のビジネスを展開している株と比べてみたら、明らかにプレミアグループのバリュエーションが高く評価されています。これは他社には真似できない強固なビジネスモデルと高成長が維持できているからこそ正当化されています。中期経営計画のストーリーを失敗できませんし、高成長を維持できなければダメです。今のところ中期経営計画のストーリー通りに事が運んでいます。

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2726パルグループは上場来高値を更新し続けることができるか

picul.hatenablog.jp picul:パルグループ2726は2015年以降1,000〜2,000円の価格帯でレンジを形成していました。上の過去記事の通りコロナ禍では下値の1,000円近くで低迷していました。しかし、好業績が評価され株価は2,000円を突破して、ついには2006年以来の上場来高値を更新しています。これらは月足単位で2,462円近辺(2006年高値)を死守し続けるのかどうか重要と考えています。死守できれば上値だったところが下値に変化するからです。ダメだったら残念…