資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

WeChat、TikTok、米国内で禁止:本日のニュースコメント picul

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r.nikkei.com picul:米商務省は、WeChatと同時に、TikTokの米国内での提供を20日に禁止、つまり、新規のダウンロードや更新を禁じることを発表しました。基本的に、11月12日までに米国と合意できなければ全面禁止のより厳しい措置をとるようです。安全保障上のリスクを生んでいることが理由ですが、もはや米中戦争です。現代の戦争は基本的に宣戦布告をしません。宣戦布告をするような戦争は国際社会から強い非難を浴びるからです。平和の裏には、サイバー攻撃、経済が主流の戦争が常に行われています。例えば、ファーウェイはアメリカによって徹底的に攻撃され、息の根を止められようとしています。スマホも厳しくなり、これは米中貿易摩擦ではありません。静かな米中戦争です。経済の側面から中国を攻撃しているのです。投資家として、長期的なストーリーを描く上で、その辺りのことを理解しておくことが欠かせません。具体的には、ハイテク分野で中国に大きな売り上げがあったり、工場が偏っていると非常にリスクが大きい時代になっています。残念ながら、私はテンセントを売却しています。米中対立が落ち着くまで、これからも最悪の事態を想定してポートフォリオを組んでいきます。不気味なことに、香港の投資家からの情報も止まっています。もちろん、私は平和を望んでいます。しかし、習近平の独裁が続くかぎり厳しいです。ウイグルの人権弾圧については認知されるようになってきましたが、その矢先、内モンゴル自治区での弾圧、本日は中国軍機19機が台湾海峡の中間線を超え、台湾への圧力を強めたり、不穏な空気が漂っています。