ついに2020年最後の日となりました。年初は新型の流行り病で暗い世界となり、経済もガタガタになり世界が滅亡するかのような雰囲気がありましたが、当然のように世界は滅亡しません。3月の安値では積極的に買いました。
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ニュースは不安を煽るのが仕事ですが、その中には単なる推測と、紛れもない事実が混じり合っているので、なにが事実なのか見極める力が投資家には求められます。事実を見極める力を養うのに確実でコスパが良いのは読書です!来年もたくさんの読書をして、さらにパワーアップしていきたいと思います。
数日前、今年のニュースで印象に残っていることを、思い出してTwitterに書きましたが、ここでも再度書きます。
1月:米国によるイラン革命防衛隊のコッズ部隊司令官殺害、日本で英雄と報道したが、国際社会では虐殺者、テロリストとして有名。→例えば、羽鳥慎一のモーニングショーで玉川さんが、コッズ部隊司令官の事を持ち上げていましたが、よくも虐殺者をここまで褒めることができるなと思いましたが、これも表面的なことしか理解していない証拠です。事実は政治、国際関係、経済、安全保障、地政学、色々な事が絡み合って理解できるものです。テレビのワイドショーに騙されてはいけません。ちなみに、私はテレビをほとんど見ませんが、どのように大衆扇動しているのか見るときに使います。
2月:新型コロナ感染拡大、COVID-19
3月:後手後手のWHOがパンデミック宣言、コロナショック
4月:緊急事態宣言、街が死んだ、スーパーマーケットバブル始まる
5月:黒人暴行死により、全米デモ、治安悪化
6月:香港国家安全維持法により、自由や民主主義崩壊→これは衝撃でした。国家安全法第38条は「香港特別行政区の永住権を持たない者も香港以外で規定の罪を犯した場合、本法が適用される」と明記されています。つまり、日本人が日本で中国共産党に不都合なことを喋ったことも犯罪になるのです。その場合、香港に入った途端に逮捕されます。実名と紐付けられるサービスで情報を発信していないかぎり大丈夫だと思いますが、WeChatを利用している人はとくに気をつけた方がよいです。イギリスも極東で空母打撃軍を展開することになりましたが、欧米諸国がどのように反応するのかは習近平は分かっていなかったようです。「テロリストとは交渉しない!」ということで有名なように、米国を中心とした西側諸国は自由を脅かす国に対しては全力で対決します。
7月:プラごみ削減目的でレジ袋有料化したが100均一でプラスチック袋が爆売れ
8月:イスラエルとアラブ首長国連邦が国交正常化
9月:菅スピード政権、デジタル改革や携帯料金値下げなど推進→中国に対して弱腰の可能性があり、国際社会での立ち回りが現時点では曖昧です。今後に期待したいです。当然、安全保障に関わらない分野で経済は結びついていいし、敵意を出す必要はありません。私も中国人の友達がいますし、中国のことが嫌いではありません。あくまで中国共産党の勢力拡大を防ぐのが目的です。尖閣諸島での侵略行為は毅然とした態度で示さないと、周辺で暮らしている日本国民は恐怖です。日本の漁船は中国共産党指揮下の海警局に追い回されたり、危険の中で漁業をしています。与那国、石垣島も近いため、ここを攻略されると防衛ラインが壊れます。実際に自衛官に話を聞いてみると、現場の士気は相当高いみたいですが、政治次第で振り回されるのが、もどかしいと嘆いています。尖閣諸島の位置関係のイメージが湧かないという方が多いので写真を載せておきます。
10月:東証が株式売買を初めて終日停止、国際金融都市を目指すのに税制以前の問題で失態
11月:米大統領バイデン当選、PS5発売
12月:新型コロナワクチン始動、コロナ変異種拡大
本当に色々ありましたね…
2020年は激動の一年でしたし、それに合わせて相場も異次元でした。日本周辺の地政学も不安定であり、基本的には戦争抑止のためのプレゼンス拡大ですが、欧米の艦隊がアジアに集結していく不穏な空気もあります。引き続き、何が起きてもいいようにニュートラルな気持ちで資産防衛していきます。
このニュートラルという心構えは私が非常に大切にしているコアとなる部分です。どちらかに傾き過ぎると、逆回転した時に大火傷するからです。もちろん大儲けもありませんが、大きく減らさないでコンスタントに増やし続けることで福利の効果が表れます。資産というのは、ドカン!と増やすだけじゃありません。ジワジワと、いつのまにか一般の人がドン引きするくらい増やすことができるものです。どのような方法を取るかは自由です。自分の性格やライフスタイルを考えて、投資スタイルを確立すればよいです。投資スタイルというのは、正解はなくて、他人を批判するのはあまりにも滑稽です。批判する暇があれ勉強や調査に専念して、他人から吸収できることは吸収して、日々鍛錬を積むことが大切です。今年もお疲れ様でした。来年も楽しんでいきましょう!