資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

【ヤクザ】子供時代、みんな穏やかだった記憶があります。でも、誰かとトラブルになったときに発した一撃の言葉がありました。

以前、亡き父についての記事が書いたところ、とても大きな反響がありました。ヤクザに関することで、ふと思い出したことがあるので書きたいと思います。

亡き父についてはコチラ⇓
picul.hatenablog.jp


日常生活の会話で、「お前しばくぞ〜」「どつくぞ」「まじで殺すで」など、平気で冗談言う人がいますよね。冗談でなくて、本気で怒ったときに言う人もいるでしょう。


でも、私の子供時代を思い返すと、ヤクザはそういう言葉を気安く発しませんでした。いや、もちろん若い人とかはたしかに言葉が荒いです。不良だったころの素振りが抜けてないのかもしれませんね。でも、大物クラスは基本めちゃくちゃ優しかったです。ちなみに私、ヤクザに詳しくありません。それは前回の記事でも書いたとおりです。ですので、子供時代の記憶をたどり、組長(優しいおじいちゃんでした。)や、父など常に中心にいてたような人を勝手に大物クラスと決めつけてます。


話戻しますと、基本的に大物クラスは平和的で話し方も穏やかでした。ですので、日常会話で相手に対して「しばくぞ」「どつくぞ」「殺すぞ」なんて言葉を聞いたことがありません。


基本的に、大物は本気のときに、人間が変わったようにドスの利いた声で言葉を発します。例えば、スナックなどで、誰かとトラブルになったとき、若い衆は速攻キレます。でも、大物は簡単にキレませんし、そう簡単に怒りません。


でも、本気になれば、顔色と迫力が変わります。そして、「ワレ、覚悟決めとんのか」「わかっとるんやろな」と発します。


これはつまり、命懸けて文句を言ってきてるんか?という意味です。「喧嘩するんやったら、ワシのことを殺してまわな、お前の命はないねんで。」という意味です。この時点で、全てが決まります。「ワレ、覚悟決めとんのか」と同時に、立ち居振る舞い、顔色、ドスの利いた声、全てが合わさって絶妙な恐怖が完成するのです。大物クラスは人生での覚悟の決め方が異常です。恐いものがありません。何かの感情が壊れています。


話それますが、ヤクザは”平時”武器を持っていません。私の父も武器を持ち歩いていませんでした。車に木刀が入ってるくらいです。私が大人になってから、亡き父から聞いた話ですが、日常生活で武器が必要になれば、そこら辺のビール瓶や、ビール瓶ケース、自転車、コンクリート、看板など。そういったものを使うらしいです。「普段武器を持ち歩いたら、簡単に殺してまうから危ない」と言ってました。そもそも、亡き父はキックボクシングをしていましたし、週に3度はトレーニングを死ぬまで続けていました。身体を鍛えることで強い精神が宿っていたのかもしれません。


私が子供のころ暴走族に襲われて、護身用にナイフを持とうとしました。そうすると父は怒りました。「そんなん持ってどないすんねん。殺してまうんか?ナイフ持って使ってしまったら殺すしかあらへんで。絶対持ったらあかん。その辺のもんを武器にしてまえ」と言われたのを覚えてます。


私もそういう環境で育っているので、そういうトラブルで恐怖を感じません。もちろん、そういうトラブルに巻き込まれない術も持っていますし、危険な場所には行きません。トラブルは避けることが一番です。メリットありません。