私は数年前から積極的にたくさんの投資家と交流してきました。交流会、お茶会、飲み会など、様々な場面で直接話してきました。そして、1年ほど前から、株トークというイベントも主催しているので、かなり大勢の投資家と会うことができました。投資家との交流を積極的に始めるキッカケが特段あったわけではありませんが、何か新しい一歩を踏み出したかったのだと思います。
結果として、新しい価値観、一緒に時間を楽しめる仲間ができたので、交流は正解でした。実際、過去の私のまわりには自由に時間をコントロールできる人がほとんどいませんでした。雇用されていたり、会社の経営者だからです。でも、投資家は違います。時間をコントロールできるので、一緒に旅に出ることもできますし、近所でバーベキューすることもできます。一緒の時間を共有できる仲間が増えたのは一番大きな収穫でした。
さて、実際に色々な会に参加してみると、ビギナーも参加していることがあり、その場合はベテラン投資家は質問攻めされることが常です。そこで、あることが分かりました。ほとんどのベテラン投資家は、ビギナーからの質問に必ず丁寧に答えていることが分かったのです。ネット上では荒い人達も、実際は人柄が良くて、丁寧な人ばかりです。しかもかなり熱心に教えているパターンも少なくありません。ですので、ビギナーの人は安心してオフ会に参加すればいいです。
しかし、注意点があります。それは、相手に質問する前に自分で基礎知識を勉強してくることです。例えば、「PERやPBR、キャッシュフローや減価償却、チャート」など、株式投資をしていると学校では学んでいない用語がたくさん飛び交います。それらは基本中の基本です。せっかく、ベテラン投資家に質問するチャンスがあっても、「PERの意味は?PBRは?」なんて質問してしまったら、時間の無駄ですし、聞かれる方も面白くない人が多いです。基礎知識は本を買えば簡単に手に入ります。それらは家で勉強してくるものです。そんなことより、上級者からは、"知恵や経験"を聞いた方がいいです。具体的な投資手法より、知恵や経験を聞く方が長期的にプラスになります。手法を学んだところで、流行り廃りのある手法かもしれませんし、ビギナーであればそれを判断する能力がないからです。投資に絶対の正解はなく、あるとしたら、生涯収益をプラスにすることでしょう。
基礎知識を勉強する過程で情報発信もたくさんしましょう。そうすればネット上で自分の存在が知られていきますし、実際に会った時に覚えてもらえやすくなります。
そして、さらに大事なことは自分から与えることです。受け取るためには与えることが必要です。自分には何を相手に提供できるだろうか。私にはどんな価値があるか。これを死ぬほど考えてください。相手を観察して、何を提供できるのか考えるのです。そうすれば長い付き合いができます。受け取るだけでは人が離れていきます。与えてほしければ、自分からも与えるようにするのです。これはどんなことにも通用する法則です。殴られたければ自分から殴ればいいのです。愛が欲しければ、自分から愛するのです。
フィリピンのパラワン島での洞窟探検。洞窟の中はコウモリだらけでした。パラワン島は一度は行ってほしいです。マニラと比べると治安もいいですし、大自然が残っており、海上コテージもたくさんあります。最高のリゾートです。