最近は株式情報サイトが便利になっていて、株探や銘柄スカウターなどで簡単に詳しい業績推移が分かります。長期間のトラックレコードであったり、四半期の推移も一発で分かります。これらは当たり前の情報ですが、その当たり前の情報が重要なので非常に助かります。
しかし、足りない情報もありますし、重要な数字は自分でメモしておくべきです。なぜならアタマに残るからです。アタマに残っていなければ役に立ちません。ですので、監視銘柄については、開示資料から業績、KPIやセグメントなどをささっとメモしておくと、変化に気付いたり、ストーリー継続が分かるので大切にしている習慣です。セグメント別の業績は特に重要です。銘柄スカウターで分かることもありますが、載っていないこともありますし、自分で書いた方が、セグメントが化けているときに衝撃を受けやすいです。KPIは説明会資料などから拾ってメモしていきます。一人当たりの単価や、アクティブ会員数など、重要なデータがたくさんありますし、それらを四半期ごとにまとめることで、会社が勝っているのか負けているのか一目瞭然です。
当然、保有してない株もメモの作業をします。欲しくなった時に秒速で買えるからです。よく暴落してから、必死で分析する人がいますが、はっきり言って"遅い"です。分析は平時にやっておくことで有事にて力を発揮できるものです。こういう作業は地味です。地味ですが、やってる人は少ないです。やらなくても片っ端からざっくりと記憶していく人もいますが、それは特殊な能力です。私はそんなに記憶できないのでやるしかないです。やれば面白いほど企業が分かりますし、日々のショボい株価変動に踊らされなくなります。
ちなみに、私は難解な数式は一切使ってません。株式投資で儲けるのに必要なのは、誰でも手に入る情報だけでいいのです。分析が複雑になれば、それだけ変数が増えます。変数が増えれば増えるほど、機能不全に陥るものです。