資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

話題になっているNTT(9432)によるドコモ(9437)買収:本日のニュースコメント picul

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www.bloomberg.co.jp picul:連日、話題になっているNTT(9432)によるドコモ(9437)買収ニュースですが、買収のため巨額の資金を調達する懸念からNTTの株価は下がっています。しかし、私は日本の株式市場、そしてNTTにとってもポジティブなニュースだと考えています。そもそも親子上場というのは世界の常識から考えれば改善すべき事でした。なぜなら、親と子で利益相反になるからです。例えば、子の利益を親の利益を取ったり、ガバナンスの面、経営実態が不透明になる可能性があるからです。つまり、日本の株式市場が健全化している象徴的な出来事になります。そして、NTTのメリットとしては、完全子会社することでドコモの経営を自由にすることができるのです。元々NTTは、旧電電公社を民営化して生まれた会社です。そして、競争を促進させるために分割させた経緯があるのです。買収によって、ドコモを丸ごと手に入れて自由にできる分、今まで出来なかったような経営をしてくる可能性があります。NTTの巨額の資金力も使えるため、ソフトバンク、KDDI、楽天にとって圧倒的な脅威となる可能性があります。もはや、公平な競争環境が壊れてしまう懸念さえあります。株価が上がっていくイメージはありませんが、少しだけ持っているNTT株は売らずに長期インカムゲイン銘柄として、これからも保有し続けたいと思います。いつでも換金できる現金代わりです。

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