資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

お金というのは、相手と自分のためにも貸してはいけない:picul Lifehack 投資家のライフハック

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私は基本的にお金を貸すことはありません。それは相手のためであり、自分のためでもあります。


お金を借りたい場合、相手のバランスシートは大抵傷んでいます。純資産に余裕がないか、最悪の場合は債務超過になっています。その状態で、さらに借入をして負債を増やすということは、そもそも自殺行為なのです。根本的な解決をしないかぎり、負債が膨れるだけであり、さらにバランスシートが傷みます。お金を貸すということは、私にとっては資産ですが、相手にとっては私に返す義務がある負債だからです。


つまり、さらなる深傷を負わせないためにも、お金を貸さないのです。実際、亡き父にも金を工面してほしいと言われた時期がありましたが、もちろん断っています。それは根本的な解決にならずに、負のスパイラルになるからです。出血を止めることが先決です。これらの理由が相手のためにお金を貸さないという意味です。


次の理由として、自分のためでもあります。お金を貸せば、次もお金を貸してほしいと頼まれることがあります。それはいつまで続けられるのでしょうか。永遠に貸し続けることはできません。そして、ついに断る瞬間が訪れます。その時、「今まで貸してくれていたのに、何故貸してくれないのか。薄情だ」と恨まれることになります。お金の貸し借りの関係が深くなればなるほど、それが破綻した時に憎しみを抱きやすくなるものです。


お金を貸さない。ということで正直心苦しい時はあります。しかし、それはそもそも根本的にお金の流れを改善させるべきなのです。負債を増やす手伝いをしたくはありません。