資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

5年、10年後のビジョンを描くことは大切:picul Lifehack 投資家のライフハック

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私は、「自分にとっての幸せ」を認識した上で、5年、10年後のビジョンを描くようにしています。それは特定の分野だけではなくて、健康であったり、勉強であったり、様々な分野でビジョンを持っています。でも、結果が自分の描いている通りにならなくても問題ありません。ビジョンを持つことができれば、それに向かって何をすればいいか分かります。そうすれば、1日の過ごし方を考えることになり、「ビジョン」や「自分にとっての幸せ」以外の時間を省いていくことができます。ビジョンや自分にとっての幸せを認識していると、持たないより良い結果が待っているものです。


例えば、長期投資における銘柄分析でも同じです。長期保有の銘柄を分析するときは、その会社のビジネスモデルや裏づけとなる業績や財務、中期経営計画などを精査して、今後の見通しを描きます。しかし、自分が描いている通りにならない事なんて山ほどあります。それでいいのです。自分が描いている通りにならなくても、その過程の決算や、市場環境を見てストーリー通りにビジネスが動けば保有していればいいし、ストーリーが崩れたら売ればいいだけです。5年後描いたとおりにならなくても、その過程で収益を得ることは十分可能です。もちろん、損失になることもありますが、それは”ビジネスにはコストがつきもの”ということを忘れてはいけません。


他にも、長期的なビジョンで欠かせない健康面を考えていきます。人間というのは、意外に寿命が長いもので、多くの人が死ぬリスクを考えますが、病気を抱えながら生き続けるリスクをあまり考えません。私の亡き祖父は、個人で居酒屋を経営しており、毎晩お酒をたくさん飲んで、タバコも吸っていました。当然、血管系の病気になるリスクが増大するので、72歳の時に脳梗塞になり、83歳の時に亡くなりました。つまり、11年間、不自由な生活をしており、最後の1年は失明して、唯一の娯楽のテレビも見れなくなり、ラジオを握りしめていたのを今でも鮮明に覚えています。そういうこともあって、私は将来できるかぎり健康寿命を伸ばしたいと思っているので、日々気を付けることも決まってきます。


このように、長期的ビジョンを描くことで、その期間の過ごし方がわかってきます。そのおかげで日々の暮らし方は丁寧になり、ビジョンを持たないより、はるかに良い結果が生まれるものです。そのとおりにならなくてもいいのです。将来のことを漠然とした不安を考えるのではなくて、長期的ビジョンを持てば、日々そのビジョンに沿って行動すればいいだけです。ビジョンを持つことで、「今この瞬間を生きる」ことに集中することができます。漠然とした不安から解放されます。ビジョンに修正が必要であれば修正すればいいし、切替が必要であれば切替ればいいのです。