何か行動していないと不安。成果が出ない。成長しない。時間の無駄。そんなことはありません。ときには、何もしないという選択肢もあるのです。ここで私の仕事を例に出したいと思います。
私は、資産のポートフォリオを管理してそこから生み出されるキャピタルゲインであったりインカムゲインで生計を立てています。そういったポートフォリオを管理していると、常に何かをしないといけない気になることがありますが、それは間違いで、「待つ」という選択肢もあるのです。売買は必要な時にすればいいのであって、必要じゃない時に売買する必要ないのです。
もちろん、投資家それぞれ時間軸の違いがあるので、待つと言っても、数分の人もいれば数時間の人もいます。さらに数日の人もいれば数ヶ月、一年単位の人もいます。それぞれの待つ時間は違うにせよ、常に売買する必要はなくて、何もせずに待って、自分のストライクゾーンに来た時だけ、何らかのアクションを起こします。アクションを起こすまでは、調査をしたり勉強したり、逆に遊んで過ごす場合もあるでしょう。ようはアクションが必要な時にすればいいだけです。
これは投資以外の取り組みでも同じであり、例えば、人生で、どうすればいいか分からなかったら一度立ち止まればいいのです。じっくりと考えて次の手を考えるのです。常に動き続ける必要なんてないのです。立ち止まって、勉強したり遊んでもいいのです。最悪なのは、分からないのにむやみやたらに動き続けることです。上手くいけばラッキーですが、上手く行かなかったら心も身体も消耗するだけで、結果が出ずに焦りが増すだけです。何もしない選択肢もある。というのを覚えておくと、心が楽になります。