資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

株価の先行きを読まない。

【1】企業分析の限界を超える

私は株価の先行きを読みません。もちろん自分にとって妥当な株価は考えますが、あくまで現時点の株価が企業価値に対して安ければ買い、高ければ売るだけです。それは一度にまとめて取引するのではなくて、分割で売買することを基本としています。なぜなら、株価は企業価値に収束しますが、大抵の場合は大きく上下にブレるので、正確な分析をしてもあまり意味がないからです。そもそも業績を詳細に分析したところで業績数値もブレます。よって、企業分析はおおよそ正しければいいのです。そのため、分割で売買して、企業分析の限界を超えます。

【2】株価の先行きを読まない理由

株価の先行きを読まない理由は、株価が来週上がるか下がるかは分からないからです。もちろん分かる人もいるかもしれませんが、私は分かりません。分かるのは今の株価が企業の価値に対して安いか高いかだけです。その価値に対して、株価が来週上がろうが下がろうが関係ありません。なぜなら、中長期的には株価は企業の価値に収束するからです。まともな値段で企業の株を買っていたら企業が勝手に資産を増やしてくれます。売買して損をすればそれは勝手に損をしているだけで企業に責任はありません。せっかく毎日従業員が頑張って働いてくれて、企業価値を高めてくれているのに、下手な売買で損をしたら意味がありません。ですので私の場合、売買は必要最低限にしています。主な売買は①新規で株を買うor株の買い増し、②分割利益確定や買い戻し、③銘柄入れ替え、④保有する理由がなくなった。(利益確定or損失確定)などです。

【3】主な売買理由

①新規で株を買うor株の買い増し
私は常に一定の現金比率を保ちたいので、新規で株を買う場合や買い増しの場合には何かを売却すべき時があります。もちろん現金比率が高くて現金が余っていれば売却する必要ありませんが、自分が考えている現金比率を下げてまで株を買いません。現金は、今年のようなクラッシュの時に備えておきたいのです。自分が理想的な現金比率は10〜20%です。理想であって、現実は現金が5%を切ることもありますし、現金が30%くらいになるときもあります。それは弱気強気というわけではなくて、保有すべき株が多ければ必然的に現金が減り、株を手放せば手放すほど現金比率が上がるのです。「今後株式市場が上がるから現金比率を下げる。今後株式市場が下がるから現金比率を上げる。」というわけではありません。

②分割利益確定や買い戻し
企業の価値に対して、株価が割高になってくれば分割で利益確定していきます。長期保有で考えている場合、分割で売らないこともありますが、基本は分割利益確定です。そして、再度割安か適正株価になれば買い戻します。

③銘柄入れ替え
ポートフォリオのなかで保有している銘柄よりも魅力的な銘柄があれば入れ替えます。

④保有する理由がなくなった。(利益確定or損失確定)
当初描いていたストーリーが崩れたり、割高になれば利益確定します。損が出ていれば損失確定します。利益か損失は単なる結果です。売買する理由にはなりません。

【4】まとめ

以上のように、株価が上がるであろう。下がるであろう。などは関係ありません。先行きを読まないのです。今後株価が上がろうが下がろうが、それはどうでもよくて、必要な時に必要な量だけ売買するだけです。自分にとって予想は害でしかありません。これは自分にとってであって、他の人に当てはまるわけではありません。あくまで私のやり方です。

【5】追記

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