資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

picul銘柄調査手法と無料で読めるアナリストレポート6選

「どうやって株を調査していますか?情報はどこですか?」と聞かれることがよくあります。そこで、私の銘柄調査手法と具体的な情報源を書きたいと思います。

1.銘柄調査時の最重要課題

大前提に投資スタンスによって調べることは変わってきます。私の場合は中長期投資です。しかも成長している企業を適正株価で買うことを好みます。よって、その会社の①トラックレコードが問題ないか、②今後の成長ストーリーを描けるか、③具体的な裏付けはあるのか、などが最重要課題となります。トラックレコードとしては、過去10年〜15年分、なければ分かる範囲で調べます。成長ストーリーは中期経営計画や、ビジネスモデルや実績値、今期予想から判断します。具体的な裏付けとしては、直近1〜2年の四半期決算や月次、市場環境などを調べます。④あれば嬉しいですが、カタリストがなくても気にしません。成長している会社というのはそれ自体がカタリストであり、成長とともに株価に織り込まれ続けるからです。⑤バリュエーションを考えます。成長ストーリーと今期予想1株益から、妥当な株価を導きだします。このとき今期予想PERが15倍で適正と思えば、15倍以下で買うようにしますし、25倍が適正と考えれば25倍以下で買うようにします。あとは⑥株価チャートを月足、週足、日足を移動平均線とセットで観察します。どのイベントでどの程度下げて、業績とどのようにセットで株価が変動してきたのかを確認するのです。ここで、テクニカル的にどの辺りなら、買いやすいかなどを考えます。それらは移動平均線と株価の位置で判断できます。

■銘柄調査時の最重要課題(私の場合です)
①対象企業のトラックレコード
②今後の成長ストーリー
③具体的な裏付け
④カタリストは必要無し
⑤バリュエーション
⑥株価チャート

2.情報源はインターネット検索

結論から申し上げると、基本的に①インターネット検索でほとんどの事を調べることができます。対象企業の関連ニュース、ブログや企業による分析記事を読みます。そして、株探などで関連銘柄についても調べることで理解が深まります。これらは手間もかからないので、調べたいことがあれば時間の許す限り調べるべきです。②対象企業のホームページを開いてIRページを中心に読み込んでいきます。必要であれば採用ページも読んで勉強します。近年、会社説明会資料や説明会動画が充実しているので調べるのは容易です。そして、③アナリストレポートがあれば必ず読むべきです。そこにはビジネスモデルが詳しく書かれていたり、市場環境まで丁寧に書かれていることがほとんどです。もちろん鵜呑みにしてはいけませんが、情報としては有料級です。④実際に対象企業のサービスを利用できる場合は利用します。そして考えます。実は、実際に利用して考えるという作業は非常に重要で、経験を積めばかなりの精度になります。何気なく利用するのではなくて、ありとあらゆる方面から考えるのです。そうすれば知識や知恵は膨大に積み上がります。

■情報源
①インターネット検索(関連ニュースや分析記事など)
②会社ホームページ(IRページや採用など)
③アナリストレポート
④実際に利用する

3.無料アナリストレポート6選

フィスコレポート FISCO
http://www.fisco.co.jp/service/report.html

シェアードリサーチ シェアードリサーチ
https://sharedresearch.jp/ja#reports

ホリスティック企業レポート 証券リサーチセンター
http://holistic-r.org/report/

ブリッジレポート ブリッジサロン
https://www.bridge-salon.jp

みんなの運用会議 リンクスリサーチ
https://double-growth.com

ジェイフェニックスリサーチ
https://www.j-phoenix.com/reportlist/

4.編集後記

フィリピンマニラにて
ユニバーサルエンターのオカダマニラは、本当にポテンシャル高い国に開発しましたね。若い人がたくさんで人口も伸びて英語もできる。亡き父の3番目の奥さんとその家族はフィリピンに住んでいます。私は下町の雰囲気が好きです。