資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

【学生マンション】毎日コムネットとジェイ・エス・ビーを比べてみる。

学生マンションというと、多くの人は「少子化が進んでるから市場に期待できない」と考えるようです。ただ、学生マンションというのは実は慢性的に足りてないのです。ですので、ここを専業でやっている会社は安定成長しています。さらに、高度なオペレーションや大学との繋がりも重要となってくるので、簡単に参入できるわけではありません。今後の鍵は、女子大学生と留学生の増加です。もちろん、10年後はどうなっているかはわかりませんが、そんなことは予想する必要なんてないですね。今のトレンドを見ていればいいわけです。


学生マンションで代表的な銘柄が、毎日コムネットとジェイ・エス・ビーです。毎日コムネットは首都圏中心、ジェイ・エス・ビーは全国展開です。どちらも強みや特徴も兼ね備えているので、甲乙つけがたいので、この2社を同時に保有する投資家もいます。


しかし、株というのは将来を急に織り込みにいく瞬間があります。
毎日コムネットとジェイ・エス・ビーで考えてみると、毎日コムネットの時価総額は208億円で、ジェイ・エス・ビーの時価総額は199億円です。1ヶ月前までジェイ・エス・ビーの方が時価総額が大きかったのですが、毎日コムネットの急騰により、時価総額が逆転した形になりました。


毎日コムネットの今期1株益予想(四季報)は60.6円。株価は1,158円ですので利益の19.1倍で取引されていることが分かります。ジェイ・エス・ビーの今期予想1株益(四季報)は383円。株価は4,495円ですので利益の11.74倍で取引されていることが分かります。毎日コムネットのROEは14.9%でジェイ・エス・ビーのROEは19.9%です。同じようなビジネスモデルですがジェイ・エス・ビーの株価は相対的に割安なことがわかります。もちろん、株というのは一旦上昇し始めると上昇が続くことが多々あります。ですので、さらに価格差が拡がる可能性もありますが、その分ジェイ・エス・ビーの割安が際立ってきます。そのため、ポジション調整で割高の方を売却して割安の方のウェイトを上げるという戦略があります。


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