資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

【株価収益率】PERが機能するかどうか調べる。そうすればPERは最強の友。

皆さん、こんにちは!


朝からスターバックスで銘柄研究をしてました。私の普段やっていることは大半が銘柄研究です。本当に地味で地道な作業ですが、指図受けず1人で仕事をしたい性格ですので幸せです。


一段落したのでブログを書きます。


■昨日、PERについてツイートしました⇓⇓


PERは株価と収益を比べるのに便利な指標です。


ということは、収益の信頼性が何より大事になってきます。例えば、売上高も営業利益も非常に好調な自動車会社があるとします。それなのにPERは10倍。一見、PERを見ると割安に見えます。しかし、この場合はPERがあまりあてになりません。なぜなら自動車会社は一般的に景気の影響を受けるからです。そのため、今まで業績が好調だったのに、来期予想から急に弱含むことも少なくありません。もちろん、景気循環の株もタイミングさえ間違わなければ大きなチャンスがあるのも事実です。しかし、業績がブレやすいゆえPERを鵜呑みにしていると危険なのです。


逆に、「景気の影響を受けずに成長、または景気の影響を受けるが成長し続けることができる。」ような会社もあります。そういった会社の業績は長年に渡って一貫した業績を出していることが多いです。ここで大事なのが成長していることです。いくら景気の影響を受けなくても会社が成長していなければ、PERは機能しません。


例えば、「万年割安」という言葉がありますね。株には万年割安もあるから、PERで判断すると危険という考えもあります。


しかし、そもそも万年割安には万年割安の原因があります。それは「成長していない」「成長しているように見えて成長していない」からです。成長していない会社は分かりやすいですね。長年にわたり業績が横ばいということです。こういう会社は万年割安になりやすいです。後者については、直近数年の業績が右肩上がりなだけで、やはり5年、10年単位で見ると業績が横ばいなのです。万年割安になりやすいです。


もちろん、株価はファンダメンタルズだけで動くのではありません。様々な思惑や需給により株価は変動します。そのため、短期的にはファンダメンタルズと違った動きをします。しかし、中長期的には必ずファンダメンタルズに沿った動きになるのです。ここはとても大事です。つまり、中長期投資家は常に会社の状況に注意を払えばいいのです。