キャッシュ(現金)が余ってくるとすぐに株を買いたくなるのが株式投資家です。なにか動いていないと、不安になったり、自分だけ取り残されているような気持ちになるのです。
でも、そこで焦って現金を使ってはいけません。グッとこらえて、自分にとって本当に有利な取引だけするようにしてください。投資家は儲かっている時は心にスキができる傾向があります。普段なら慎重に考えるはずなのに、簡単に買い注文を入れてしまうことがあるのです。これは人間だから仕方ありません。儲かれば調子に乗るのが普通です。
しかし、出来る限りその心のスキを作らないのが思慮深い投資家なのです。意識的に自分を自制するしかないのです。常にバットを振り続ける必要なんてないのです。自分にとって絶好のチャンス球だけ打ちましょう。
もちろん、投資家それぞれ有利な取引は異なります。自分にとって有利な取引だと思えば、迷わず現金を使う瞬発力も大切です。
よくあるのが、
「この株は絶対上がると思ったんだよな〜!!」
「あの株が有望なのは知っていた!!」
なんてことを言ってしまうことです。これは全く意味がありません。いくら自分が先見の明を持っていたからといっても、行動していなかったら投資家としては何の意味もありません。有利な取引を見つければ、果敢に攻める勇気が求められます。
キャッシュが余ってくるとすぐに何か買いたくなってきますが、グッとこらえて本当に有利な取引を待ちます。(もちろん、投資家それぞれ有利な取引場面は違います)個人的に儲かっている時は取引がゆるみやすいので注意しています。今は保有している銘柄を注視しつつ、余剰キャッシュは温存してます。
— picul (ピックル) (@toushika_picul) 2017年8月29日
有利な取引を見つけれないときは、保有している銘柄を注視するのです。必要であれば分割利益確定をすればいいし、必要であれば全売却すればいいでしょう。何もする必要がなければそのまま保有し続ければいいのです。当たり前のことを言っていますが、この当たり前のことを愚直にすることが大切なのです。
そして、有利な取引を見つけるまでひたすら銘柄研究すればよいでしょう。それまで、余剰キャッシュ(現金)は温存して、ここぞというときに使ってください。