エイジス(4659)の株価が急落後軟調に推移しています。
そもそも急落した原因は、厚労省が同社をブラック企業として初の実名公表したことにあります。
エイジス、厚労相からブラック企業として初の実名公表という栄光を得ていたのか(・ω・)ノ
— picul (@toushika_picul) 2016年5月22日
それではエイジスの事業内容を見ていきます。
連結事業を見ると、国内棚卸サービス、海外棚卸サービス、リテイルサポートと大きく3つにわけることができます。
同社ホームページによると、国内シェアは77%でダントツのNo1となっています。
国内初の棚卸専門会社として1978年に設立してから、一貫してシェアを拡大し続けたことがわかります。
「棚卸」といえば、単純作業のように聞こえますが、非常にコストコントロールが重要な部分です。
それぞれの会社が従業員総出、営業時間を短縮・休業して行うと、どうしても経営効率が悪くなってしまいます。
そのため現在は自社で棚卸するのではなく、エイジスのようなサービスを利用する会社が増えています。
同社は全国を均一サービスでカバーできるという強みを武器にシェアを拡大し続けました。
このノウハウを海外にも応用しようと積極的にアジアを攻めています。
そしてついに海外棚卸サービスの黒字化を達成しています。
直近の決算を見ると
2016年3月実績
売上高238億3500万円 9.2%増
営業利益26億4700万円 54.4%増
経常利益26億8500万円 52.3%増
純利益17億6500万円 89.4%増
1株益386.86円
2017年3月期予想
売上高260億1000万円 9.1%増
営業利益30億9600万円 16.9%増
経常利益31億1600万円 16.0%増
純利益20億4000万円 15.6%増
1株益463.53円
よって長期の業績トレンドの右肩上がりは継続となります。
今後、ブラック企業としての影響がどのように数字として影響が表れるのか注目です。
今期予想PERは株価3,805円で計算すると8.2倍
ROEは19.1%
自己資本比率70.2%
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銘柄推奨は一切しておりません。