資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

#2 住信SBIネット銀行はテック企業

picul.hatenablog.jp picul:3月の安売り上場は千載一遇のチャンスとなり株価は大幅上昇しました。前回1,185円だったのが一時1,860円の高値をつけて直近は1,500〜1,600円で調整中です。信用買い残は多く需給が悪い状況が続いてますが利益確定せずに保有継続しています。中期経営計画、BaaSの収益力、テクノロジー人材の大量採用などテック企業になりつつあり、1年ほどかけて評価に織り込んでいくことを期待しています。その過程で自分の判断が間違っていれば売却します。

相場と波長が合っているのか合い過ぎているのか

今年の立ち回りは非常に上手くいっています。例えば直近だと、インバウンド銘柄が盛り上がる直前でロイヤルホテル、スカイマークを手に入れることができました。ロイヤルホテルはリーガ売却、受託に方針転換、ファンドから優先受託、IHGでのソフトブランド、万博やIRなど数字以外の面で魅力だったところ、指をくわえていたところ株価は下落調整で安値を提示してくれました。スカイマークはラッキーパンチです。


他にはテーマ性を内包していない個別銘柄だと、USENは昨年の安値圏での買い戻しで予定の半分しか買えていなかったのが残念ですが、その後ピラミッディングも成功して値動きも悪くなくひとまず安心です。
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パルグループは明確にブレイクしたことて株価に勢いがつきました。picul.hatenablog.jp

アダストリアは謎の安値放置だったのがやはりチャンスとなりました。パルやアダストリアはリオープンで勝ちが見えやすかったです。
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テイツーの株価は下にも上にも行き過ぎた値動きをするのでそれがチャンスとなりました。後の高値圏も捉えることができ非常に満足のいく結果です。やまみは良い会社なのですが流動性が乏しいので自分の判断は間違っているのかもしれません。
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RIZAPのchocozapはKPI次第です。自分の買値は底だと思うので下回らない限りは保有継続です。Fast Fitness Japanは安値圏で手に入れることができて大満足です。
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住信SBIは上場後予定通りの渋い値動きでしたが、その安値は個人的に千載一遇のチャンスでした。保有量、資金の拘束期間、上昇率、タイミングが全てハマり今年1番の大勝利でした。
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正直、波長が合っているのか合い過ぎているのか分からないので足元をすくわれないように気を引きしめます。今年前半は攻撃的に攻めましたがガードを下げないで戦っていきたいと思います。具体的には、株を利益確定したら急いで再投資するのではなく現金を大切にします。円という現金もポジションの一つです。現時点のポートフォリオは15銘柄で構成しています。


以下、日経マネーからのお知らせです。過去、編集長にお世話になったのでアンケート調査の協力をしています。

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日経BP/日経BPコンサルティングアンケート回答サイト

#1 7163住信SBIネット銀行、直近IPO

7163住信SBIネット銀行が上場しました。銀行株にとって市場環境が悪い中での上場です。2022年12月末時点の預金残高は7.9兆円、口座数は590万となっています。

住信SBIネット銀行の口座を利用している方は分かると思いますが、テクノロジーを駆使している会社で単なる銀行株ではありません。さらにBaaS(銀行が提供する金融サービスを、アプリを自社のサービスに組み込むことで、事業会社でも銀行サービスを始められる仕組み)にも力を入れており、住宅ローン事業とのシナジーも高く今後も成長余地があります。中期経営計画によると現在は収穫期入りということで、2025年3月期に経常利益400億円を目標としています。2023年3月期の予想経常利益は290億円で時価総額は1,787億円です。

本日株価終値1,185円

「預金」で支援!これで不安の連鎖が止まれば素晴らしいですね

クレディスイスはスイス中銀の資金供給策を使って最大500億スイスフランを調達すると発表がありました。規模が凄いですね。

そうこうしているうちにECBは0.5%利上げしました。クレディスイスの不安で金融市場が混乱していますが、インフレ抑制を優先した形で、それが逆に安心材料となりました。面白いですね。

米国を見ると、主要銀行による支援策が発表され市場の雰囲気が一気に回復しました。今回のファーストリパブリックを救った手法は「預金」です。JPモルガンが指揮を取り米銀大手11行が、ファーストパブリックに預金をする事で金融市場の不安を解消させます。もちろん支援なので引き出しません。公的な金に頼らないで銀行同士で救済するワクワクするスキームです。

ほんと目まぐるしい動きが続きます。これで不安の連鎖が止まれば素晴らしいですね。リスクオフが終焉を迎えてくれることを祈ります。

SVBショック!シリコンバレー銀行から次々と波及していく悪材料

相場が荒れています。SVB破綻は出鱈目なバランスシート運営によって起きましたが、状況は流動的で悪材料が連鎖しています。それらの結果、信用収縮のストーリーが始まったので自動的にインフレ沈静化への援護射撃となります。それは米国利上げサイクルの終焉局面を意味してますが今は雰囲気相場です。欧州からも煙が立っており恐怖は連鎖します。個人的な戦略としては、幸い今年の相場環境は非常に良かったのでその貯金を大切にします。当然の如く短期投資の銘柄は現金化していますが、それを使って下落している銘柄を値頃感から買うのは躊躇します。一先ず、いつも通り既存の中長期ポートフォリオは維持(売らないで保有継続)しますが、新規の買いは見送ります。つまりキャッシュは温存します。

2820やまみがレンジ形成、7610テイツーの来期ハードルが高まっている

2820やまみが好決算にも関わらず、株価はレンジを形成しており1,300円辺りを這っています。今ブログを書いてるのは午前中なのですが、前場安値は1,292円を付けています。生産能力は高まり、コスト高の逆風の中でも利益を出しているため、見た目以上に企業価値が高まっています。

7610テイツーの株価は上昇ピッチが速く来期業績へのハードルが高まっています。前場高値193円を付けており、1月安値123円からだと57%、1月19日ログミー発表急騰後の141円からでも37%上昇。いずれ来期予想への期待が始まると思っていましたが、さすがに好業績への織り込みスピードが速すぎる懸念があります。

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chocoZAP会員数29.5万人、1店舗当たり906人、Fast Fitness Japanのエニタイムは672人

先日の2928RIZAPの3Q決算によると、chocoZAP会員数は295,546人とのことで異次元のスピードで会員を獲得していることが確認できました。店舗数は326なの1店舗当たり906人となっています。同業のエニタイムは672人です。僕はエニタイムもchocoZAPも会員ですが、あきらかにchocoZAPの混み具合が酷く、顧客満足度を考えると1店舗当たりの会員数はそろそろ限界だと感じています。当面は規模の大きい費用先行が続きます。直近、140円で低迷していたRIZAP株価は180円超と急騰していますが、赤字が続きますし会員の定着率も分からないので一喜一憂せず会員数に注目しておきます。

7092Fast Fitness Japanのエニタイム(株価1,305円、時価総額244億円)に関しては株を保有してなかったですが、想定していたより顧客流出が見られなかったので意外と面白いかもしれません。下値は1,200円を想定していますが、RIZAP以外のコンビニジム出店攻勢が激しいので会員数に注意を払う必要があります。

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④U-NEXT、パラビ合併はポジティブサプライズ

www.unext.co.jp

www.nikkei.com picul:統合の過程でTBSホールディングス日本経済新聞社テレビ東京ホールディングスWOWOW電通グループ、博報堂DYメディアパートナーズなどがそれぞれUNHDの株式を取得するようです。新生U-NEXTはテレビ東京やTBSテレビなどの番組編成と連動して、U-NEXTでも関連特集を編成するなど顧客のニーズに即したコンテンツの展開が可能になるとのことですが、これらは間違いなくポジティブサプライズです。テレ東は「テレ東BIZ」の活用も検討しているようなので、U-NEXTのコンテンツがさらに広がります。そして見えないところでアダルトが縁の下の力持ちとなり、海外勢と圧倒的な差別化に成功しています。今後が楽しみです。

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