資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

7198アルヒ2021年3月期決算

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7198アルヒ
5月11日株価終値1,764円
今期予想PER10.93倍

2021年3月期決算
コロナ禍においても、増収増益の結果となり着実に成長していることを確認しました。フラット35のシェアは28.4%となり帝国を築きつつあります。注目すべきポイントは高い伸びを実現した、債権管理回収業務24億9200万円+13.5%、その他(保険など)27億200万円+29.6%です。どちらもリカーリングビジネスのため事業全体を底支えする効果があります。

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相場の雰囲気が悪い時、何を考えているのか

短期のポジションを別にすれば、わたしは相場の雰囲気が良くても悪くてもやり方が変わることはありません。安いものがあれば買いますし、割高であれば売ります。こういう決算シーズンに重なるときもたまにありますが、関係ありません。むしろ、良い決算を発表しているのに売られている銘柄は、分割利益確定していた分を買い戻したり、新規で買付けたりします。普段、利益確定や損失確定で積み上がっていく現金は、こういう時に使っていきます。ただ、一気に買うことはしません。買う時も分割で買っていきますし、市場全体がクラッシュしている時は、幅広く種を蒔いていきます。どこまで下がるか分からないからです。あくまで予想せずに、欲しいもの少しづつ手に入れ、取り戻していくだけです。


【編集後記】本日はオリジン弁当でランチを調達してから、お気に入りの公園でピクニックしました。

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3762テクマトリックス2021年3月期決算

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3762テクマトリックス
2021年3月期決算
5月10日株価終値2,076円
今期予想PER34.38倍

売上高306億300万円(7.2%増)
営業利益36億8,600万円(21.7%増)

着実に成長しており、過去10年のトラックレコードも完璧です。売上、利益ともに成長しています。直近数年は上方修正後が多く、保守的な予想を出しがちですが、中期経営計画も発表して株主との対話も大切にしています。決算を失敗しないため、直近数年はPER20〜30倍台で評価されることが普通になっています。高く見えますが、このまま決算をしくじらなければフェアバリューです。

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7199プレミアグループ2021年3月期決算


7199プレミアグループ
2021年3月期決算
営業収益178億2,500万円(27.2%増)
営業利益34億6,300万円(33.0%増)

コロナ禍においても大幅に増収増益という結果になりました。詳細は説明会資料に書かれていますが、個人的に重要と感じでいるのはオートモビリティ事業の存在感が増したことです。営業収益の構成費9.7%となっており、四半期ごとの伸びも大きいため注視すべきポイントです。

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4350メディカルシステムネットワーク2021年3月期決算

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4350メディカルシステムネットワーク
本日株価終値715円
今期予想PER11.98倍

2021年3月期決算
売上高1,045億2,700万円(△0.9%)
営業利益34億2,900万円(112.3%)
経常利益34億7,900万円(123.0%)
純利益21億9,800万円
EPS72.51円

今期予想EPS59.70円

同社のセグメントは地域薬局ネットワークがメインとなっており、売上や利益の大半を占めています。さらに、同セグメントを分解すると医薬品ネットワーク事業、調剤薬局、医薬品製造部門やデジタルシフト部門などがありますが、重要な事業は医薬品ネットワークと調剤薬局になります。なぜなら、同社の売上や利益はこの2つの事業で成り立っているからです。しかし、現時点で医薬品ネットワークがどれだけ稼いでいて、調剤薬局がどれだけ稼いでるのかは分かりません。数年前から非開示となっています。そのため、利益率の低い調剤薬局に打ち消されて、医薬品ネットワーク事業の非常に高い利益率が見えなくなっています。それでも、毎年説明会資料で売上高や利益の前期比要因を書いてくれてるのである程度概算を導くことは可能ですが…

見た目の業績は汚いですが、構造的に事業が変化しているパターンです。今後は医薬品ネットワーク事業に注視していくことが重要となります。

4248竹本容器2021年12月期1Q決算

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4248竹本容器
5月7日株価終値999円
2021年12月期1Q決算
・売上高38億300万円(11.0%増)
→コロナ禍の影響縮小、化粧品向け好調
・営業利益5億300万円(47.9%雑)
→生産性向上、償却負担軽減
・経常利益5億5,500万円、上期進捗率の5年平均45.9%を上回り72.1%の高進捗率
・中国事業は売上、営業利益を計画比上振れて着地
・最重要地域のインドは引き続き金型のラインナップを増やしていく方針(金型数は重要なKPI)
・保有金型数、日本2,336、中国1,125、インド93、オランダ23、合計3,577

数百万円単位の金がかかる、金型は重要な資産であり商売道具です。これがあるおかげで、顧客は金型の負担無しで容器を製造できるため、中小企業から高い需要があります。例えば、メーカーが自前で金型を300万円で完成させました。その金型でできる容器で化粧品を4,000個販売します。その容器の化粧品一つあたり、750円の金型の費用が必要になります。化粧品メーカーは大手だけではありません。小規模も含めて乱立しているため、必ずしも1アイテムの販売個数が多いとは限らないのです。単純な例ですが、金型への投資負担の対策や、開発期間を短くしたい会社は多くあります。最大の懸念点としては、世界的な脱プラスチックです。環境対応の素材を利用する場合、コスト面も考えなくてはなりません。長期的には厳しい事業環境です。

竹本容器については、2017年3月Kindle出版(現時点、自主的に販売停止しています。)の中長期投資マニュアルに記載したことがありますが、株価はボラティリティが高く、出版時の2017年3月安値847円、2018年8月1,910円の高値、2021年5月7日に999円です。長期で保有しっぱなしだったら、非常に投資効率が悪い結果となります。競争優位性がある素晴らしい会社でも、分割売買する事の重要性が分かります。下落したのでもう一度楽しめそうです。しかし、長期で上昇を続ける会社の株もあるので、一辺倒に分割売買すればよいというわけでもないのが難しいところです。それについては決算を監視して、決算で失敗しないかぎり保有し続けるというのが、個人的には最強のストラテジーです。

■竹本容器の過去記事
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2820やまみ2021年6月期2Q決算

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2820やまみ
5月7日株価終値2,153円
2021年6月期2Q決算

証券サイトなどでチャートを見ていただければわかりますが、同社の株価は年単位で低迷しています。さらに直近は、出来高が少なく、株価の板がスカスカなのは問題です。売上高は右肩上がりで豆腐マーケットの中で着実に成長しているのですが、長年利益が横ばいなのが、株価が見直されない原因です。キャッシュフローは大きいので事業そのものには問題ありません。積極的に投資している段階です。しかし、直近の2Q単体は売上高36億2,800万円(12.0%増)、営業利益3億2,100万円(75.4%増)と高水準で見栄えもよくなっています。これが一過性で終わらなければ面白いです。見栄えも大切です。

ちなみに、想像すれば簡単なことですが、小規模な同業他社は廃業が進んでいます。これは私がピックルスコーポレーションでの勝ちパターンです。市場が拡大しなくても、その中で圧倒的な勝ち組がいないため、成長することができるポジションというのは優位性があります。

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9404日本テレビホールディングス、デジタル最重要課題が上手くいくのか調査

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私は4つのVODを契約してます。Netflix(有料)、Amazon(クレカ特典)、U-NEXT(優待)、AppleTV+(特典)です。
この度、日本テレビの調査目的でHuluを再契約(2011年9月4日初回登録)しました。
日本テレビはデジタルを最重要課題としてますが、強み(コンテンツ制作力)を活かせるのでしょうか。たしかにコンテンツ制作力は強みであり、オリジナル作品を供給できるのは差別化になります。しかし、全然読みきれないので勉強します。

日本テレビ、4月30日終値株価1,430円


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