資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

新型コロナウイルスでパニック相場

皆さんお疲れ様です。新型コロナウイルスでパニック相場となっており、実体経済にも悪影響が出ています。短期的には厳しい流れですが、今のところ実際に世界で猛威を奮っているのはインフルエンザです。今年は皆さん対策をしているので例年より少ないですが、季節性インフルエンザは、日本国内だけで毎年おおよそ1,000万人感染して、数千人が亡くなっています。例えば天下のCDCで有名な米国、今シーズンすでに1万人以上がインフルエンザで死亡しており、感染者数は2,600万人を超えています。それについてメディアでほとんど報じられません。(実は、アメリカのインフルエンザ流行。これはもしかして新型コロナではないのか?という噂も立っています。


直近気になるのはメディアの酷い煽りです。メディアは世論をパニックにさせて、医療崩壊でもさせたいのでしょうか。もし、医療崩壊すれば、本当にインフルエンザや新型コロナウイルスの恐怖が現実となります。冷静に対処してもらいたいものです。


株にフォーカスすると、勢いのある大きな調整になったので、ふるい落としが進み、当たり前ですが、下落すればするほど需給は改善していきます。下落を楽しみにしたいものです。しかし、おそらく様々な企業で来期予想が弱くなります。そこまで織り込んでいるということで、株価の下落は正しいのです。いきずきた株価調整といっても、短期的にはマーケットは正しい動きをしているでしょう。マイナス要因は間違いなくありますが、それらは時間と共に消化していきます。短期的なパニックに惑わされずに、配当をしっかり確保して、企業の利益と純資産の積み上げに期待したいものです。


しかし、こういうときに値下がりした株をひたすら買い増しするのは危険な行為です。もともとポジションを増やす目的で株を買うならいいですが、戦略なきナンピンは単なるリスクの増大です。例えば、当初100買う予定で、現時点で50買っている。今回下落したから残り50買う。これは戦略ナンピンですので問題ありません。しかし、すでに100買っており、下がったから、取得単価下げる目的で買う。これは戦略なきリスク増大ですのでよくありません。


さらに集中投資でひたすら下値を買い増しするのもよくありません。運良く上がればいいですが、それは運です。下がればどうなるでしょうか。良くないことは続くことがあります。相場全体の崩壊に巻き込まれるだけでなく、個別要因でも巻き込まれれば非常に大きなダメージとなります。集中投資で、株が下落すればするほど買い増ししていくのは非常に危険です。ポートフォリオを組んでボラテリティを抑えることが大切です。そして、自分は短期なのか中期なのか、長期なのか、スタンスがブレていないか確認することが大切です。