資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

自分のスタンスを明確にして、世界が崩壊するニュースに耳を傾けない。

連日、新型コロナウイルスのニュースで溢れています。実際、中国内でのウイルス封じ込めは失敗し、事実上世界に拡がっています。当然、株式市場も影響を受けており株価は弱いです。中国やASEANに進出している日系企業は当然影響を受けます。さらに、国内でも少しづつ、人の流れ、外食、サービス、旅行、エンタメなどなど、様々な企業に影響を及ぼしています。1〜3月の業績が落ちこむ企業も当然出てくるでしょう。


しかし、悪い話ばかりではありません。結論を申し上げると、これは永続的なものではないからです。短期的には間違いなく業績へマイナスインパクトです。それを織り込んで株価は下がっているのです。ですので今株価下がっているのは正しいです。それなりに効率的に市場は織り込んでいるのです。しかし、それは年単位のレベルで考えると間違っています。中長期投資家は、その時々の相場の強弱によってポジションを動かす人もいれば、相場の流れを気にせず個別銘柄とひたすら向き合い続ける人もいます。どちらが正しいとかではなく、これはスタンスの違いです。両方を取り入れるハイブリット型もあります。


よって、スタンスが明確であれば、今すべきことがわかります。個別銘柄と向き合っているなら、短期的に業績悪化を織り込みつつある株価を利用して、その先の企業価値を見るのです。行き過ぎた株価織り込みは、時にチャンスとなります。企業価値に対して安ければ買い、高ければ売ればいいのです。


その場合、相場に振り回されないことが大切です。つまり、自分の売買で勝手に損をしないことです。焦って無駄に売買すると企業価値とは別の部分で投資家が勝手に損をします。日々、企業価値が高まってる会社というのは、遅かれ早かれ、株価が追いつくものです。それを忘れてはいけません。もちろん、その過程のボラテリティで株式投資をするのもよいです。それはスタンスの違いです。そして、短期的なボラテリティは無視して企業価値のアップサイドを狙うのもよいのです。


もちろん、あきらかにコロナウイルスの影響で、業績悪化が予想できる企業ばかりをポートフォリオに組み込んでいては辛い時期が長く続くでしょう。そこはポートフォリオを組んで資産防衛することが大切です。


最後に、何度も申し上げますが、株式投資は自分のスタンス次第というこです。スタンスが明確になっていればブレません。ブレるとろくなことがありません。もちろん、軌道修正は良いのです。自分の投資手法をひたすら磨くのは良いことです。しかし、それと「ブレる」というのは違う話です。


■編集後記
先日友人から貰った、モンキー47のジンとYVANのチョコレート。モンキーはジントニックにして毎日少しづつ飲んでます。リッツカールトンのバーで飲んで気に入った品です。この癒される香り最高です。大切に飲みます。ありがとう。


■お知らせ
2020年2月16日株トーク後の打ち上げを、友人のゆーぞーが企画してくれました。お時間ある方はどうぞ。
https://twipla.jp/events/434608