資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

分割利益確定と長期保有

今日は大阪城エリアのパン屋さんを利用してみました。パンが美味しくて、テラス席が気持ち良かったです。おすすめです。


さて、株の話をします。


私が株式投資において大切にしていることは、「安く買って高く売る」ことです。信用売りはせずに、現物買いのみですので、安く買うことがとても大切になってきます。ちなみに、信用売りをしない理由は、私の場合、「買い」の方が儲かるからです。下落には限りがありますが、上昇する時は2倍、3倍になるからです。もちろん、下落する時は短期間で値幅とれるので効率が良いのですが、時間軸の短い投資は私の性格に合っていません。


話を戻すと、「安く買って高く売る」というのは簡単に言いますが、極めるまで難しいです。人それぞれやり方が違いますが、私の場合は、ざっくりと2パターンあります。


1.上昇することに分割で利益確定
2.長期的見通しが崩れないかぎり保有し続ける。⇒崩れたら売却


1.上昇することに分割で利益確定
ボラティリティが激しければ激しいほど、利益が積み上がります。ようするに、今年の相場のように、安くなったり高くなったりを繰り返すことで、何度も利益確定や買い戻しができるので、利益確定が積み上がります。ただし、欠点があります。それは大化け株を取り逃すことです。だいたい買値から2〜3倍くらいまでは玉が残っていますが、上昇することに分割で利益確定するため、かなりポジションが減っている状況です。そのため、そこからさらに上昇した場合、大きなリターンが見込めません。


2.長期的見通しが崩れないかぎり保有し続ける。⇒崩れたら売却
優れたビジネスを有する会社を一度売却すると、二度と安値で買い戻せないリスクがあります。そのため、優れた会社を安く手に入れることができれば、長期的見通しが崩れないかぎり保有し続ける方針をとります。しかし、株が割高になることもありますし、判断が間違っていることもあります。そのため、銘柄によってタイミングは異なりますが、一部分を利益確定させます。

例えば、10,000株保有している株があるとします。株価が2倍になって、ちょうど割高感が出てきたので2,000株売却しました。残りの8,000株は長期保有します。下がれば儲けもん。そのまま上昇を続ければ残りの8,000株があるので儲かる。上がっても下がっても喜べる状況です。こうやっておけば、なにか会社に大惨事が起こって暴落しても、最悪、取得単価と同値で撤退できれば勝ちです。一部分は利益確定しているからです。なにがあろうと勝ちに持っていくのが私のやり方です。

株価が2倍にならなくても、10〜20%上昇したところで、一部分を利益確定することもあります。どこまで上昇したら一部分を利益確定するかは、銘柄によって変えてます。いずれにせよ、最悪の状況を想定することで波乱相場を乗り切れます。

先日、エリアリンクの株価が4,000円を超えたところで、分割利益確定したのはそういった理由です。もし、エリアリンクの株価が1,300〜1,500円くらいまで下がれば買い戻します。でも、そこまで下落する確率は低いですが、そうすれば残りの玉で楽しみます。予測できないことが起こって暴落すれば分割利益確定しているので勝ちです。つまり、現時点で何が起ころうと負けようがない投資案件です。