資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

雨ですが紀伊半島で温泉旅行中です

みなさん、お疲れ様です。
雨ですが紀伊半島で温泉旅行中です。
投資家の特権として好きな時に旅行できるというのがあります。ですので、シーズンオフの一番安くて、人もガラガラの時に旅行するようにしています。でも今回はそれが裏目に出ました。完全に雨とぶち当たったのです。まあ、今回はのんびり旅行するのが目的だったので、しっとりとした味のある田舎の雨を楽しみたいと思います。


我が息子も7ヶ月になりました。自宅から片道2時間の距離ですが、ベビーのこともありますし、病院や交通のインフラ、ベビーベッドなどが整っていないと旅行する気にはなりません。私の知らぬ間にできていたフィリピンの家族は劣悪な環境で子供を育てたので、国内であればどこに行こうがそこより安全ですが、投資家らしくテールリスクを避けたいと思います。


ちなみに今回は妻、母、祖母、息子、私、合計5人での旅行です。しばらくは近場の旅行になりそうです。

分割利益確定と長期保有

今日は大阪城エリアのパン屋さんを利用してみました。パンが美味しくて、テラス席が気持ち良かったです。おすすめです。


さて、株の話をします。


私が株式投資において大切にしていることは、「安く買って高く売る」ことです。信用売りはせずに、現物買いのみですので、安く買うことがとても大切になってきます。ちなみに、信用売りをしない理由は、私の場合、「買い」の方が儲かるからです。下落には限りがありますが、上昇する時は2倍、3倍になるからです。もちろん、下落する時は短期間で値幅とれるので効率が良いのですが、時間軸の短い投資は私の性格に合っていません。


話を戻すと、「安く買って高く売る」というのは簡単に言いますが、極めるまで難しいです。人それぞれやり方が違いますが、私の場合は、ざっくりと2パターンあります。


1.上昇することに分割で利益確定
2.長期的見通しが崩れないかぎり保有し続ける。⇒崩れたら売却


1.上昇することに分割で利益確定
ボラティリティが激しければ激しいほど、利益が積み上がります。ようするに、今年の相場のように、安くなったり高くなったりを繰り返すことで、何度も利益確定や買い戻しができるので、利益確定が積み上がります。ただし、欠点があります。それは大化け株を取り逃すことです。だいたい買値から2〜3倍くらいまでは玉が残っていますが、上昇することに分割で利益確定するため、かなりポジションが減っている状況です。そのため、そこからさらに上昇した場合、大きなリターンが見込めません。


2.長期的見通しが崩れないかぎり保有し続ける。⇒崩れたら売却
優れたビジネスを有する会社を一度売却すると、二度と安値で買い戻せないリスクがあります。そのため、優れた会社を安く手に入れることができれば、長期的見通しが崩れないかぎり保有し続ける方針をとります。しかし、株が割高になることもありますし、判断が間違っていることもあります。そのため、銘柄によってタイミングは異なりますが、一部分を利益確定させます。

例えば、10,000株保有している株があるとします。株価が2倍になって、ちょうど割高感が出てきたので2,000株売却しました。残りの8,000株は長期保有します。下がれば儲けもん。そのまま上昇を続ければ残りの8,000株があるので儲かる。上がっても下がっても喜べる状況です。こうやっておけば、なにか会社に大惨事が起こって暴落しても、最悪、取得単価と同値で撤退できれば勝ちです。一部分は利益確定しているからです。なにがあろうと勝ちに持っていくのが私のやり方です。

株価が2倍にならなくても、10〜20%上昇したところで、一部分を利益確定することもあります。どこまで上昇したら一部分を利益確定するかは、銘柄によって変えてます。いずれにせよ、最悪の状況を想定することで波乱相場を乗り切れます。

先日、エリアリンクの株価が4,000円を超えたところで、分割利益確定したのはそういった理由です。もし、エリアリンクの株価が1,300〜1,500円くらいまで下がれば買い戻します。でも、そこまで下落する確率は低いですが、そうすれば残りの玉で楽しみます。予測できないことが起こって暴落すれば分割利益確定しているので勝ちです。つまり、現時点で何が起ころうと負けようがない投資案件です。

何でキャッシュ高めた方がいいと分かったんですか!?→分かるわけありません。

私は、よく人から「絶妙のタイミングでキャッシュポジを高めますね」と言われることがありますが、こんなのは予想してやっているわけではありません。

個別銘柄で株価が高くなればなるほど分割利益確定しますし、下落して買ってもよい水準であれば買うだけです。つまり、今日みたいな日は、買ってもよい水準の株だけ何も考えず積極的に買うだけです。指数は関係ありません。個別銘柄で見ます。ボラティリティが激しければ、分割利益確定と買い戻しを駆使するので、何も考えずに淡々と自分のやり方を貫きます。去年みたいに無条件で右肩上がりの相場であれば、分割利益確定と買い戻しのやり方はアホ扱いされますが、今年みたいにボラティリティが激しいと、さすがにボラは伴いますがわりと増やしていけます。直近、保有銘柄数を極端に減らしたのも今年の相場に対応した形です。機敏に動けるようにしています。

やはり、私はボラティリティが激しい方が、指数に比べてパフォーマンス良くなるようです。去年もさすがに指数には買ってますが、今年は今の調子だとボロ勝ちしそうです。

あと、どんなに自信のある銘柄でも取得単価から10〜20%くらい上昇すれば、そのポジションの1〜2割くらいは利食います。もし、20%上昇してから、また同じ値幅下げて買値まで戻るようなことがあれば、そもそもファンダ崩れてることがあるので残りのポジション手仕舞うこともあります。そうしても、分割で利食った分があるので勝ち逃げできます。ファンダ崩れてなければ、買値で利食っていた分を買い戻すだけです。予想はしません。淡々とルール通りに売買するだけです。もし、1〜2割利食ったあとに、株価が上昇を続けたら残りの8〜9割のポジションで上昇を楽しみます。

だからと言って、他のやり方を否定しているわけではありません。色々やり方があって、それぞれ得意のやり方を貫けばいいだけです。投資はたくさんの勝ち方があります。心地よいやり方を実践しましょう。

株価1,000円以下になれば欲しいコンヴァノ6574

私はIPOを必ずチェックするようにしています。IPO直後の大抵の株は割高ですが、しばらくすると(例えば半年〜1年くらい経つと)割安になることかあるからです。


コンヴァノ6574はネイルサロンで上場したての会社です。業績から考えると、今の株価では欲しくありません。しかし、ビジネスは非常に有望と考えています。ですので株価1,000円以下になれば買付を検討していきます。今日の株価が1,629円なので、少なくとも600〜700円くらいは下落を望みます。もちろん、実際に買うのは決算をクリアしていけばの話ですがね。


国内の多くのネイルサロンは、小規模の事業者ばかりで、サービスや技術力に安定感がありません。さらに圧倒的な勝ち組がいないので、容易に売上拡大を実現できます。コンヴァノのように全店舗一定のレベルでサービスを提供できるシステムは最強です。ネイルは5年後も当たり前のようにしているので、将来の見通しも楽勝です。


とにかく、株価が半値レベルになることを祈ります。

損失確定に抵抗があるなら、このやり方をどうぞ。

ポートフォリオを見てスッキリしなかったら(気持ちよくなかったら)、保有すべきでない株を我慢して保有している可能性があります。それは大抵の場合、含み損の銘柄です。見通しが変わっていなければ、含み損でも気にする必要ありませんが、見通しが違ったり、他の銘柄の方が魅力的に見えるなら、さっさと手仕舞った方がいいです。


でも、損が出た状態での売却。いわゆる損切りは心理的にハードルが高い方もいるでしょう。もし、そう感じているなら、利益と相殺させて、一緒に売却するのも一手です。


例えば、A社で10万の利益がでてます。B社は3万の含み損です。前から気になっていたC社が欲しいですが、資金がありません。でもあきらかにB社よりC社の方が魅力的です。


そんなとき、損失確定の心理的ハードルがあるなら、A社の10万の含み益のうち3万円分だけ利益確定させて、B社を3万円損失確定をします。これでプラマイ0です。ポジションもスッキリするので、冷静に判断することができます。損失確定に抵抗がある方は、このやり方をどうぞ。損失確定が驚くほど楽になりますよ。


もちろん、本来利益が出ている銘柄を売ってはいけません。利益が出ているのは正解だからです。今回書いたのは、どうしても損失確定できない場合の心理テクニックです。

魅力的なビジネスの例、ダイオーズ、プレミアグループ、ピクスタ、QBネット、コメダ、ピックルス

友人と飲んでるとき、どういうビジネスが魅力的に見えるのか聞かれました。色々答えるとキリがないのですが、ダイオーズ、プレミアグループ、ピクスタ、QBネット、コメダ、ピックルス、などを例に出して酒のつまみに話してきました。(ファンダメンタルズが魅力なのであって、株価が割安なのか割高なのかは別の話です。どんなに魅力的なビジネスでも割高のときに株を掴めば長期間苦労します。)


例えば、ダイオーズ4653は継続的に売れる商材のみを取り扱って、ストックを積み上げるのが上手です。プレミアグループ7199はオートローンとワランティで独立系の強みを発揮しながら成長、他社にはない営業力、人的フォローやワランティとの組み合わせなどで圧倒的です。ピクスタ3416は先行費用で利益死んでるが国内ピクスタで無双、フォトワ事業で革命をおこしながら帝国を築いてる最中です。QBネット6571は、10年後も人々は髪を切っているのは想像がつき、一度利用した人は高確率でリピートしています。さらに海外展開もしてます。そもそも、競合の美容院や散髪屋とはビジネスのやり方が根本的に違います。コメダ3543はフルサービス喫茶の市場で安定成長しており、どれだけAIが発達しても憩いの場は必要です。ピックルス2925は野菜価格高騰でダメージ受けてるが年単位で見れば順調に成長、しかも扱っている商材は継続的に買ってくれる漬物です。


色々例をだして飲み会で話してましたが、大切なことがあります。いくら素晴らしい会社でもまともな株価で買わないと損します。私は出来る限り安値で株を買うことを大切にしています。だいたい、市場全体が急落するときには、それにつられて下がることが多いので、そういうときに株をしっかり買うようにしてます。もちろん、市場が急落しても、まだまだ割高のときもあるので、その時は買いません。


ですので、ネットで騒がれてる煽り銘柄とかに乗って、高値で株を買うのは好きではありません。誰も見向きもしてないときに買うのです。まれに、高値更新時に買うこともありますが、その時に買わないと間に合わないくらい優れたファンダメンタルズの場合です。


さらに、いつ買うのか、どこまで保有し続けるのか、いつ売るのか、それらが自分で判断できないと、株式投資で継続的に資産を増やすことはできません。ビギナーの方は、銘柄を追いかけるよりも、自分一人で判断できる投資手法を身に付ける事が大切です。

【超絶IR】日本モーゲージ7192

日本モーゲージが超絶IRを発表しました。
なんと、上方修正、株主優待、株式分割、増配が同時に発表されたのです。


久しぶりに気持ちの良い開示でした。


決算シーズンなので、保有している銘柄の開示が続々と進んでいますが、予想以上に市場が荒れているイメージです。良い内容でも、そこを利益確定のタイミングとばかり徹底的に売られたりもします。


長期銘柄は今まで通りじっくり腰を据えてホールドしていきます。中長期銘柄では分割利益確定や買い戻しを駆使しながら、資産防衛をしていきたいと思います。直近は株価調整しているので、分割利益確定していた株を、割安になっているものから順次買い戻しています。やはり、自分の中では長期投資と中長期投資、両方を並行してやることで、心のバランスがとれているように思います。


引き続き、相場を予想せずに個別銘柄に注視していきます。

【学生マンション】毎日コムネットとジェイ・エス・ビーを比べてみる。

学生マンションというと、多くの人は「少子化が進んでるから市場に期待できない」と考えるようです。ただ、学生マンションというのは実は慢性的に足りてないのです。ですので、ここを専業でやっている会社は安定成長しています。さらに、高度なオペレーションや大学との繋がりも重要となってくるので、簡単に参入できるわけではありません。今後の鍵は、女子大学生と留学生の増加です。もちろん、10年後はどうなっているかはわかりませんが、そんなことは予想する必要なんてないですね。今のトレンドを見ていればいいわけです。


学生マンションで代表的な銘柄が、毎日コムネットとジェイ・エス・ビーです。毎日コムネットは首都圏中心、ジェイ・エス・ビーは全国展開です。どちらも強みや特徴も兼ね備えているので、甲乙つけがたいので、この2社を同時に保有する投資家もいます。


しかし、株というのは将来を急に織り込みにいく瞬間があります。
毎日コムネットとジェイ・エス・ビーで考えてみると、毎日コムネットの時価総額は208億円で、ジェイ・エス・ビーの時価総額は199億円です。1ヶ月前までジェイ・エス・ビーの方が時価総額が大きかったのですが、毎日コムネットの急騰により、時価総額が逆転した形になりました。


毎日コムネットの今期1株益予想(四季報)は60.6円。株価は1,158円ですので利益の19.1倍で取引されていることが分かります。ジェイ・エス・ビーの今期予想1株益(四季報)は383円。株価は4,495円ですので利益の11.74倍で取引されていることが分かります。毎日コムネットのROEは14.9%でジェイ・エス・ビーのROEは19.9%です。同じようなビジネスモデルですがジェイ・エス・ビーの株価は相対的に割安なことがわかります。もちろん、株というのは一旦上昇し始めると上昇が続くことが多々あります。ですので、さらに価格差が拡がる可能性もありますが、その分ジェイ・エス・ビーの割安が際立ってきます。そのため、ポジション調整で割高の方を売却して割安の方のウェイトを上げるという戦略があります。


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