資産防衛の日々

専業投資家:独自のルールに基づき割安成長株に中長期投資をしています。臨床工学技士として病院に勤めて4年後に「専業投資家」として独立。宝塚ファン。

何でキャッシュ高めた方がいいと分かったんですか!?→分かるわけありません。

私は、よく人から「絶妙のタイミングでキャッシュポジを高めますね」と言われることがありますが、こんなのは予想してやっているわけではありません。

個別銘柄で株価が高くなればなるほど分割利益確定しますし、下落して買ってもよい水準であれば買うだけです。つまり、今日みたいな日は、買ってもよい水準の株だけ何も考えず積極的に買うだけです。指数は関係ありません。個別銘柄で見ます。ボラティリティが激しければ、分割利益確定と買い戻しを駆使するので、何も考えずに淡々と自分のやり方を貫きます。去年みたいに無条件で右肩上がりの相場であれば、分割利益確定と買い戻しのやり方はアホ扱いされますが、今年みたいにボラティリティが激しいと、さすがにボラは伴いますがわりと増やしていけます。直近、保有銘柄数を極端に減らしたのも今年の相場に対応した形です。機敏に動けるようにしています。

やはり、私はボラティリティが激しい方が、指数に比べてパフォーマンス良くなるようです。去年もさすがに指数には買ってますが、今年は今の調子だとボロ勝ちしそうです。

あと、どんなに自信のある銘柄でも取得単価から10〜20%くらい上昇すれば、そのポジションの1〜2割くらいは利食います。もし、20%上昇してから、また同じ値幅下げて買値まで戻るようなことがあれば、そもそもファンダ崩れてることがあるので残りのポジション手仕舞うこともあります。そうしても、分割で利食った分があるので勝ち逃げできます。ファンダ崩れてなければ、買値で利食っていた分を買い戻すだけです。予想はしません。淡々とルール通りに売買するだけです。もし、1〜2割利食ったあとに、株価が上昇を続けたら残りの8〜9割のポジションで上昇を楽しみます。

だからと言って、他のやり方を否定しているわけではありません。色々やり方があって、それぞれ得意のやり方を貫けばいいだけです。投資はたくさんの勝ち方があります。心地よいやり方を実践しましょう。

株価1,000円以下になれば欲しいコンヴァノ6574

私はIPOを必ずチェックするようにしています。IPO直後の大抵の株は割高ですが、しばらくすると(例えば半年〜1年くらい経つと)割安になることかあるからです。


コンヴァノ6574はネイルサロンで上場したての会社です。業績から考えると、今の株価では欲しくありません。しかし、ビジネスは非常に有望と考えています。ですので株価1,000円以下になれば買付を検討していきます。今日の株価が1,629円なので、少なくとも600〜700円くらいは下落を望みます。もちろん、実際に買うのは決算をクリアしていけばの話ですがね。


国内の多くのネイルサロンは、小規模の事業者ばかりで、サービスや技術力に安定感がありません。さらに圧倒的な勝ち組がいないので、容易に売上拡大を実現できます。コンヴァノのように全店舗一定のレベルでサービスを提供できるシステムは最強です。ネイルは5年後も当たり前のようにしているので、将来の見通しも楽勝です。


とにかく、株価が半値レベルになることを祈ります。

損失確定に抵抗があるなら、このやり方をどうぞ。

ポートフォリオを見てスッキリしなかったら(気持ちよくなかったら)、保有すべきでない株を我慢して保有している可能性があります。それは大抵の場合、含み損の銘柄です。見通しが変わっていなければ、含み損でも気にする必要ありませんが、見通しが違ったり、他の銘柄の方が魅力的に見えるなら、さっさと手仕舞った方がいいです。


でも、損が出た状態での売却。いわゆる損切りは心理的にハードルが高い方もいるでしょう。もし、そう感じているなら、利益と相殺させて、一緒に売却するのも一手です。


例えば、A社で10万の利益がでてます。B社は3万の含み損です。前から気になっていたC社が欲しいですが、資金がありません。でもあきらかにB社よりC社の方が魅力的です。


そんなとき、損失確定の心理的ハードルがあるなら、A社の10万の含み益のうち3万円分だけ利益確定させて、B社を3万円損失確定をします。これでプラマイ0です。ポジションもスッキリするので、冷静に判断することができます。損失確定に抵抗がある方は、このやり方をどうぞ。損失確定が驚くほど楽になりますよ。


もちろん、本来利益が出ている銘柄を売ってはいけません。利益が出ているのは正解だからです。今回書いたのは、どうしても損失確定できない場合の心理テクニックです。

魅力的なビジネスの例、ダイオーズ、プレミアグループ、ピクスタ、QBネット、コメダ、ピックルス

友人と飲んでるとき、どういうビジネスが魅力的に見えるのか聞かれました。色々答えるとキリがないのですが、ダイオーズ、プレミアグループ、ピクスタ、QBネット、コメダ、ピックルス、などを例に出して酒のつまみに話してきました。(ファンダメンタルズが魅力なのであって、株価が割安なのか割高なのかは別の話です。どんなに魅力的なビジネスでも割高のときに株を掴めば長期間苦労します。)


例えば、ダイオーズ4653は継続的に売れる商材のみを取り扱って、ストックを積み上げるのが上手です。プレミアグループ7199はオートローンとワランティで独立系の強みを発揮しながら成長、他社にはない営業力、人的フォローやワランティとの組み合わせなどで圧倒的です。ピクスタ3416は先行費用で利益死んでるが国内ピクスタで無双、フォトワ事業で革命をおこしながら帝国を築いてる最中です。QBネット6571は、10年後も人々は髪を切っているのは想像がつき、一度利用した人は高確率でリピートしています。さらに海外展開もしてます。そもそも、競合の美容院や散髪屋とはビジネスのやり方が根本的に違います。コメダ3543はフルサービス喫茶の市場で安定成長しており、どれだけAIが発達しても憩いの場は必要です。ピックルス2925は野菜価格高騰でダメージ受けてるが年単位で見れば順調に成長、しかも扱っている商材は継続的に買ってくれる漬物です。


色々例をだして飲み会で話してましたが、大切なことがあります。いくら素晴らしい会社でもまともな株価で買わないと損します。私は出来る限り安値で株を買うことを大切にしています。だいたい、市場全体が急落するときには、それにつられて下がることが多いので、そういうときに株をしっかり買うようにしてます。もちろん、市場が急落しても、まだまだ割高のときもあるので、その時は買いません。


ですので、ネットで騒がれてる煽り銘柄とかに乗って、高値で株を買うのは好きではありません。誰も見向きもしてないときに買うのです。まれに、高値更新時に買うこともありますが、その時に買わないと間に合わないくらい優れたファンダメンタルズの場合です。


さらに、いつ買うのか、どこまで保有し続けるのか、いつ売るのか、それらが自分で判断できないと、株式投資で継続的に資産を増やすことはできません。ビギナーの方は、銘柄を追いかけるよりも、自分一人で判断できる投資手法を身に付ける事が大切です。

【超絶IR】日本モーゲージ7192

日本モーゲージが超絶IRを発表しました。
なんと、上方修正、株主優待、株式分割、増配が同時に発表されたのです。


久しぶりに気持ちの良い開示でした。


決算シーズンなので、保有している銘柄の開示が続々と進んでいますが、予想以上に市場が荒れているイメージです。良い内容でも、そこを利益確定のタイミングとばかり徹底的に売られたりもします。


長期銘柄は今まで通りじっくり腰を据えてホールドしていきます。中長期銘柄では分割利益確定や買い戻しを駆使しながら、資産防衛をしていきたいと思います。直近は株価調整しているので、分割利益確定していた株を、割安になっているものから順次買い戻しています。やはり、自分の中では長期投資と中長期投資、両方を並行してやることで、心のバランスがとれているように思います。


引き続き、相場を予想せずに個別銘柄に注視していきます。

【学生マンション】毎日コムネットとジェイ・エス・ビーを比べてみる。

学生マンションというと、多くの人は「少子化が進んでるから市場に期待できない」と考えるようです。ただ、学生マンションというのは実は慢性的に足りてないのです。ですので、ここを専業でやっている会社は安定成長しています。さらに、高度なオペレーションや大学との繋がりも重要となってくるので、簡単に参入できるわけではありません。今後の鍵は、女子大学生と留学生の増加です。もちろん、10年後はどうなっているかはわかりませんが、そんなことは予想する必要なんてないですね。今のトレンドを見ていればいいわけです。


学生マンションで代表的な銘柄が、毎日コムネットとジェイ・エス・ビーです。毎日コムネットは首都圏中心、ジェイ・エス・ビーは全国展開です。どちらも強みや特徴も兼ね備えているので、甲乙つけがたいので、この2社を同時に保有する投資家もいます。


しかし、株というのは将来を急に織り込みにいく瞬間があります。
毎日コムネットとジェイ・エス・ビーで考えてみると、毎日コムネットの時価総額は208億円で、ジェイ・エス・ビーの時価総額は199億円です。1ヶ月前までジェイ・エス・ビーの方が時価総額が大きかったのですが、毎日コムネットの急騰により、時価総額が逆転した形になりました。


毎日コムネットの今期1株益予想(四季報)は60.6円。株価は1,158円ですので利益の19.1倍で取引されていることが分かります。ジェイ・エス・ビーの今期予想1株益(四季報)は383円。株価は4,495円ですので利益の11.74倍で取引されていることが分かります。毎日コムネットのROEは14.9%でジェイ・エス・ビーのROEは19.9%です。同じようなビジネスモデルですがジェイ・エス・ビーの株価は相対的に割安なことがわかります。もちろん、株というのは一旦上昇し始めると上昇が続くことが多々あります。ですので、さらに価格差が拡がる可能性もありますが、その分ジェイ・エス・ビーの割安が際立ってきます。そのため、ポジション調整で割高の方を売却して割安の方のウェイトを上げるという戦略があります。


■関連記事
picul.hatenablog.jp

「みんなで株トーク」のデモンストレーションをしました!!

皆さん、こんばんは。
先日、近場の投資家を集めて、「みんなで株トーク」のデモンストレーションをしました。ちなみに「みんなで株トーク」は1月19日に秘書スワンが主催している投資交流会です。

twipla.jp


スワンから聞いている当日の流れを共有しておきます。

■当日の流れ(1月19日みんなで株トーク)

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①18:45 開場
②19:00 スケジュール説明&テーブル内で自己紹介
③19:15 銘柄トークゲーム(株トーク独自のプログラム)
お題「この銘柄、投資の対象になる?〜各自のスタイルからブンセキ→アウトプット〜」
④20:20 自由に交流会
⑤21:00 終了
⑥21:30 完全退出

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楽しそうですね!!

③19時15分からの「銘柄トークゲーム」がメインイベントです。
内容としては、
1.テーブル上に置いてるカードに、自分が気になっている銘柄を一つ書く。
2.書けたら誰が書いたかわからないように裏向きにして、テーブルの中央に置く。
3.皆書き終わったら、裏向きのままカードをシャッフルして、一番上のカードをめくる。
4.1〜2分でその銘柄について、各自の方法で調べたり分析する。(スマホや会社四季報など使って)
5.この銘柄が自分にとって、投資対象になるかどうか。その答えに至った自分の考えをアウトプットし合う。もちろん、ビギナーの方は分からない場合もあるかもしれないので、その場合は聞くだけでもOK。分からなくても大丈夫なので気軽に参加できる。
6.目安として、10分経つごとに次の銘柄のディスカッションに移る

とても面白そうですね!!

自分が気になる銘柄に対して、他の投資家がどのように考えているのか知ることができるようです。さらに、自分がアウトプットをすることで、自分の考えていることがブラッシュアップされていくので頭の体操にもなりますね。大事なことは正解/不正解はないということです。投資家それぞれ考え方が違いますので、気軽にアウトプットすることが大切ですね。

人によってスタイルや手法が違うので、投資対象にならない人がいるのも当然です。大切なのは、「しっかり自分の考えを人に伝える。」「他のスタイルの意見をきき、自分の投資脳を強化する。」ことですね。

ちなみに上級者の方は上級者テーブルに座ることができるようです。上級者は自己申告制です。

■デモンストレーション

先日、6人集めてデモンストレーションしました。
それぞれ、自分が気になる銘柄をカードに書きました。カードを裏向けたままテーブルの真ん中に集めました。それから、一枚目をめくりました。

白鳩(3192)

各自、1〜2分使って、この銘柄が投資対象になるのか考えました。

1〜2分後、アウトプットを始めました。
Aさんは、「同社は下着販売をネット販売で展開しており、実際に売上成長しているので投資対象になる。しかし、今期予想は◯◯なので、・・・・・・・ということで投資対象になります。」

Bさんは、「すみません。全然分かりません。ですので投資対象外です」

Cさんは、「四季報を見てみると、好採算のPBが復調と書いてある。その復調している要因を調べないとなんとも言えないが、とりあえず投資対象にはなる。それから◯◯が・・・・・・ しかし、Aさんが仰っているように、今期予想が◯◯なので、そこが明確にならないとすぐには投資できない。」

Dさんは、・・・・

とこんな感じで議論が進みました。とても刺激的で楽しかったです。やはり、他の投資家は全然違う切り口で考えていたりするので新鮮ですね。1〜2分で調べないといけないので瞬発力がいりますが、それくらいの方が力が付きますね。普段、全く調べていない銘柄がカードに書かれていると、頭をフル回転させて考える必要があります。笑 でも、とにかく何でもいいからアウトプットすることが大切ですね。勉強のチャンスです。


ちなみに、6枚のカードには、白鳩、ナカバヤシ、ダイオーズ、タイセイ、KDDI、JSSが書かれていました。

【神戸物産】日常生活で感度高くしていると発見できます。


昔、業務スーパーの圧倒的な激安商品に衝撃を受けました。そういう衝撃は株式投資に活きます。当時、そのおかげで神戸物産に割安時に投資することができました。日常生活で出逢ったお宝銘柄でした。


これからも日常生活での感度を大事にしていきます。